空き家について

風水では、家相だけでなく周辺の環境も重要視します

皆さんは、隣が空き家になった場合、どうお感じになるでしょうか。静かでよいとか、気を使わずに済むなんて思っていらっしゃいませんか？
人が60日以上住んでいない家は、生気がなく、どこか寂れて見えます。庭の木も精彩なく、家全体に漂う気が暗く沈んで、停滞しているように見えます。
早く言えば、前を通っただけでも陰の気が漂い、不快な感じがするのです。

例えば物でも長い事、人が使っていない物はどんよりし、衣替えにと1年ぶりに夏服などを出してみても、なんとなく湿っぽいしひんやり感じます。
人や物質は、見えないけれどエネルギーを放出しています。
人が使っていない物や空き家からは、死んだ気が漂います。家も物も、人の手が入ることで初めて生きてくるのです。
空き家は治安が悪くなるだけでなく、風水的にもＮＧで、周辺に悪影響を及ぼしかねません。

家相の間取りだけを良くしても片手落ちで、やはり環境はとても大事で、活気があるかどうかというのは是非見るべきポイントです。
辺境な土地の方がいいと思う方も中にはいらっしゃるでしょうが、人が住む場合、ある程度はにぎやかで気の流れが良い場所、気持ち良いと感じられる場所の方が発展の気に与れるのです。

環境と言う事で言えば、お子さんがいるご家庭では特に、やる気を生み成長、発展を促す東側から、才能や直感が働き、頭の冴えに関係する南側を大事にして頂きたいと思います。
この清々しく勢いのある太陽の光が昇ってくる東側に、どよんとした廃墟や墓場などがあった場合、また、明るい太陽の力が沢山降り注ぐべき南に、山があったり、自宅よりも高いマンションが建っていたりすれば、どうでしょうか。
窓を開けるたび、なんとなく心は沈むし、明るい未来に向けて努力をするよう頑張ろうにも、やる気をそがれると言った事になるでしょう。
これは若い人にとって、結構な精神的ストレスになります。

私の家も長男の定位である東側が、かれこれ1年以上空き家で放置されています。
去年の異常な暑さのせいもあったのでしょう、お年寄りのご兄弟が二人続けて亡くなられたのです。死後、何日かして民生委員の方に発見されるという孤独死の状態でした。
お子さんがいらっしゃらないため、相続する人が出ず、御骨も未だ家の中にあると言います。

仏様には全く罪はないですが、ちょっとここでは書きたくないような、ホラーな怪奇現象が3回ありまして、どうしたものかと思っていましたが、自分でどうにかできる事でもなく、風水的な処理で、どうにか無難に過ごせるようにしたり、祈ったりしていました。
玉埋めなど土を深く掘る事は、時期が来ないと方位的に無理ですので、座山水位で家に良い気を呼び込む事、霊符を持ち歩く、境界線に塩を撒きお清めをする、地元の氏神様にお参りをする、また、東側の凶作用が軽くなるよう、三碧の吉方位取りをする等を続けていました。

昨日もお水取りをしたばかりでしたが、先ほど、突然お隣のいとこにあたる方が訪ねてきて、御迷惑をかけていますと、今後の予定等話して下さいました。
年内には遺骨を父母の墓に埋葬し、その後、空き家は管財人が付いて競売にかけられるだろうと言う話です。
去年の9月から、頑張り屋の長男が失速し、やる気がでないと悩み始めましたが、御隣の方が亡くなられた時期と重なっていました。
占星術の方でも、ＡＳＣに土星が乗ってプレッシャーとして感じたり、その土星が4室の海王星とスクエアを取って、土地や家の事に起因する不透明な不安感を感じ取り、見えないものの作用を受けやすくする、などどいった時期と重なっていました。

私は、こういう運勢の時期だからこそ、こういった環境の中で生きる事になったと言う方が正しくて、環境がこうだったからそうなった、と言うようにはあまり考えないようにしています。
進学して、部活を2つかけ持ちしたり、生徒会に入るなどはしていますが、溜息ばかりの憂鬱な毎日で、やる気の出ない自分を振り切るように、無理しているようにしか見えませんが、いつか本気の活力や、前向きの気持ちが湧いて、人生楽しいと思って生きてくれる事を願っています。
今月は、長男のＰ月もＩＣを抜け上昇します。
まだ、時間がかかりそうですが、ひとまず、御隣の方も安らかに眠れる日がやってきますので、安心したところです。

我が家も来年は、明るい気持ちで正月を迎えたいと思います

コメント 4

ままみさん、こんにちは！
私も以前、住んでいたマンションで
同じ敷地内に住まわれていた大家さんが
夏の暑い時期に死後一ヶ月経って、発見されました。

あのときの匂いは・・・忘れられません。
いえ普段は忘れているのですが
新宿や池袋の雑踏で、なぜか鼻先をかすめることがあって
一瞬ギクリとします。その当時のお隣さんも
同じことを訴えていました。
香りや匂いは記憶と結びついているのですね。

T冥王星が４ハウスのN火星と合になった時期でした。

環境が陰の気にさらされると、どうしても吸い込んでしまいますよね。
でも陰に対する免疫がつくのは良いと思います。
悪いときなりに平穏無事でいられるということは
すごく重要ですよ。
やはり、ままみさんがいろいろ手を尽くされているから
大丈夫なんだ思います。

私も大家さんが亡くなられたとき、
霊感のある奥さんから
「のどが渇いてらっしゃるからお水を供えてあげて」と
言われ、
「なんで私が」と思いつつ、お供えしていました。
そういう巡り合わせのときって
ありますよね。
by リマーナすず (2011-12-02 10:07) 

はじめまして！占星術の初心者です。
ままみさんのブログ、いつも勉強になります。

写真の風景が自分とこのダイエーに向かう時の路地に似ていたので、
思わずコメントしてしまいました。笑

第4ハウスにトランジット天体で不調和座標が形成されると、
家庭や家族間は不穏な空気に包まれるのでしょうか？

ホラーな怪奇現象が度重なるってこわいですね…！
by きりん (2011-12-02 21:10) 

すずさん、ありがとうございます！

N火星とT冥王星の合ですか・・・激烈な体験になりましたね。
匂いと記憶の密接な繋がり、私も強く感じます。
感じた瞬間まるで、時や場所を超えて、ワープしてしまう感覚ですよね。。

独居の高齢化が進むにつれ、このような出来事はこれから、頻繁に起きてくるのかも知れません。
死は日常とは遠く離れたところにあって欲しいものですが、そう思えば思うほど、禍々しい陰の部分が浮き立ってしまいます。
陽と陰は裏表で一体、人の一生も日が昇る東から極楽浄土の西へなので、避けられない陰を、あまり忌み嫌ってはいけないのかも知れませんね。

しかし、子供にとっては人格形成や受験という大事な時に、昨年からの環境といい、トランシット、プログレスなどの影響が厳しく可哀そうでした。
これを星の巡り合せばかりに任せず、風水などで上手く乗り切れれば、と思います。

私も知らないうちに、一晩お茶とみかんを置きっぱなしにしていた時、あ、お供えだ、と感じましたよ。
また、怪奇現象は何かしら意思を伝えているのだと思いますし、私がいつまでもこのままでは嫌だと思い民生委員の人や弁護士事務所の人にアクションしたのも、そういった一環だったのか、と感じます。
きっとお隣さんが、お墓に入れず居心地悪いからと、私に教えていたのだと思います。


by ままみ (2011-12-03 01:57) 

きりんさん、初めまして！
コメント下さりありがとうございます。

そうなんですよ！分りますか？
この写真は主人が撮ったのですが、このあたりの商店街、昔ながらの店が多くて良い雰囲気ですよね。
そう言えば、昔はセイフーでしたが、今はダイエーとかグルメシティなんですよね（笑）

4室にかかる凶座相ですが、T天体の種類によるので、一概に不穏になるとは限らないかも知れません。
また、環境やルーツ、土地、心の拠り所にしている集団など意味も結構幅広く、様々なケースがあると思います。
私は4室に月があり環境の影響を受けやいので、気を感じたのかな、と思います。

by ままみ (2011-12-03 02:08)