気学で観る仕事運

人生で成功の秘訣の要素として、ひとつ仕事での成功が挙げられると思います。
自分のお勤めの傾向が、サラリーマン型か、独立起業型かを知っておくのは、この春から就職を目前とした学生さんたちはもとより、早くから自分の適職を見つけ自分の道を邁進したい人は、大変気になる問題でしょう。
こういった事を、月命盤を観て傾向を知る事によって、心構えなども、より的確になっていくと思います。

坤宮には「順」という象意があるので、サラリーマンとしての運が、また乾宮は「天」の象意ですので、独立運が示されます。
この座所に凶星や吉星が回座するかどうかによって、どちらの道に進むのが有利なのか観る事が出来ますが、今日はサラリーマン運を中心に観ていきます

本人を中宮において、離宮は上司運を、坎宮は部下運を観ます。
離宮は占星術でいえばＭＣのような場所で、地位、名誉運、どのような上司に縁があるのかを観るのです。
離宮に凶星が付く場合、上司の問題で悩む傾向が出てきます。
相性が合わない、厳しい人にばかり縁があるなど、こういった事で転職を余儀なくされる方も少なくありません。
八白の場合、高慢な人、六白の場合、威張り易く完璧主義な上司と縁があるかも知れません。
吉星が付く場合は、上司に恵まれます。
人格者だったり、可愛がられ引立てを受けるため、昇進も早いでしょう。
仕事が認められやすく、地位、名誉を頂けるかも知れません。

坎宮に凶星が付く場合、部下での悩み苦労が起こり易くなります。
部下のミスによるトラブルに巻き込まれたり、失敗の責任を負うはめになるなどの可能性があります。
また、思わぬ裏切りにあったり、五黄の場合は悪だくみする部下と縁を持つかも知れません。
坎宮が九紫で、破れも付く場合、（一白、四緑、七赤で６月生まれの人）下剋上的な事が起こり得る暗示です。
吉星が付く場合は、慕われ、良い部下によって助けられる生まれです。
また、どのような星が入っているかによって部下のタイプも変わりますが、例えば、三碧でしたら年下、一白でしたら年上に縁があるといった風になります。

このように、離宮や坎宮に悪い星が入っていたとしても、坤宮に吉星が入っている場合、同僚や仲間には恵まれます。
坤宮は横の繋がり、仲間と一緒に仕事をしていく上で、職場が居心地が良いかどうかを観られるのです。
同僚と仲が良いと言う事は、仕事がやり易いはずですので、仕事運は坤宮中心で観ていきます。
例え上司には恵まれなくても、仕事帰りに仲間と一杯やって愚痴を言い合い発散すれば、スッキリするでしょう。
逆に上司運が良く、仕事が認められ早く昇格していく事ができても、坤宮に凶星が付く場合厄介です。
これが原因で、同僚からの妬みを受ける事にもなりかねません。
足を引っ張られるなどで、仕事をやりにくくするでしょう。

こういった傾向は、事前に掴んでおけば対策が打てます。
凶星の付く場所は、細心の注意を払い、ことさら気を使う場所。
上司に対しては、性格などをあらかじめ把握し、心構えをしておく事です。
部下に対しては、仕事にミスが無いかどうかチェックを入れ、失敗を未然に防ぐ事です。

坤宮に凶星が付く方は、乾宮の状態も観て、独立を考えるのも良いと言えますが、これも縁や人を信用させる話術といった営業運の巽宮も考慮するなど、やはり全体を観ていく方が良いと言えます。

また、坤宮、乾宮、どちらも暗剣、破れの凶星が付く生まれの方もいて（一白、四緑、七赤の１月生まれ、三碧、六白、九紫の５月生まれ）、その場合は、破れよりは暗剣の方が、まだ凶意は弱いので、その辺で考えていくべきでしょう。

そして、凶星が付いているからといって、諦めないで下さい。
吉星が付いている人は、５０％の努力で８０％の結果が付いてくる
何もなく普通の人は、５０％の努力で５０％の結果が付いてくる
凶星が付いている人は、５０％の努力で３０％の結果が付いてくる、といった風ですので、人より多少努力が必要と言う事なのです。
それに、あらかじめ先天的な弱い部分を掴んでおき、気を付ける、用心するといった気持を忘れずにいれば、トラブルは回避できるでしょう。

弱い部分は、吉方位取りで、凶意を抑える事も出来ますが、年盤で取ろうとすると、年数を待たなければいけない場合もありますが、急ぐ場合は月盤で取ることも可能です。
月盤では、５年間凶意を軽くしてくれるのです

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