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カードの絵柄からストーリーを紡ぐ [タロット]

10月に入り、とても涼しく過ごしやすくなりました。
ままみは現在タロットも勉強中ですが、先月面白いレクチャーを受けました。
先生は、カードの読み取りにおいて感性や直観をとても大切にされる方です。
カードの一般的な意味については追々、あとからついてくれば良いといった風で、遊び感覚で楽しく学んでおります。

今回も、絵柄からのインスピレーションを受け、カードとカードの繋がりからストーリーを紡ぐという事で、映画「運命のボタン」を題材に、小アルカナのソード1~10を使って物語を創作いたしました。
ソードは刃、人間が知恵によって作った道具で、収穫には欠かせない、豊かに暮らすための不可欠なものですが、一方攻撃の道具にもなり、凄惨な争いの武器にもなるのです。


・・・ある朝、チャイムが鳴りました。
奥さんが玄関に出ると顔が半分えぐれた男の姿がありました。
彼はおもむろにボタンが付いた箱を取り出しました。
このボタンを押したら、あなたの所に100万ドルのお金が入って来ます。
その代わり、あなたの知らない場所で知らない人が一人死にます。
考える時間は明日の朝まで。
必要がなければ、箱は明日回収します。・・・

※状況
家族は夫婦と子供一人。
奥さんは足が悪いが、手術の費用がない。
ご主人はあまり収入は多くないが、それでも3人仲良くバランスを持って暮らしていた。


ソードのⅠ・・・物語の始まり。男が訪れる。
潜在的に望むものは力ずくでも手に入れたいという、シビアな願望が下地にはあった?
Ⅱ・・・現実を見て見ないふり。100万ドルの代わりに、人が一人死ぬという条件は聞かなかった事にしたい。
Ⅲ・・・3人の心が揺れ動く。結局、張り裂けそうな思いでボタンを押してしまう!!
Ⅳ・・・ボタンを押してしまった結果、知らない人が死んだ事をニュースで知る。
Ⅴ・・・見ず知らずの人を犠牲にしたという事実に心がズタズタになり、様々な葛藤を起こしながらも、お金が入ってきてつかの間の喜びを味わう。
Ⅵ・・・3人が車に乗って逃走。新天地を求める。しかし後ろめたい気持ちは消えたりはしない。
Ⅶ・・・新しい土地に住み家も買い、生活も良くなったが満足せず、心の空虚さは変わらない。
カードでは5本の剣だけでは飽き足らず、他の2本の剣にも目が行っており、欲望はどんどん膨らんでいる。
Ⅷ・・・今ならまだ間に合う。
後ろには戻る家が見えるし、剣と剣の間にはかー隙間があって、欲望の泥沼から抜け出す事もできる。
Ⅸ・・・それもままならず、これまでの事を振り返り後悔して悲しむ。
どこかで私たちのせいで亡くなった方にも家族があっただろうに、と思うと夜も眠れずノイローゼ気味に。
Ⅹ・・・ボタンは実はいろいろな人の所に配られており、因果応報、自分たちの所へもいずれ回って滅ぼされるであろう姿を表す。

3bf251f7.jpg

(使用デッキはウエイト版です。実際のカードの意味、映画のストーリーとは違うかも知れません。)

ちょっと怖かったかも知れませんが、カードの絵柄とストーリーのイメージが一致していますね。
皆さんも小説家になったつもりで、カードの絵柄から受けるインスピレーションにより、様々なストーリーを紡いでみるのは如何でしょうか。
今回はソードで、暗く厳しい感じですが、カップなどでは、もっと楽しい物語を紡げそうですね。



今月から鑑定も始めましたので、ご希望の方はメールからお願い致します。
お問い合わせ下さいました方々、本当にありがとうございます。

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