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難しい五行の数え方 [四柱推命]

昨年の末、知人から紹介してもらった四柱推命の先生に、自分の運を初めて観てもらった。
素晴らしい先生に観て頂くと、とても良く当ると言うのが四柱推命であるが、沢山の流派や見方があり本当に難しいと思う。
気学教室で教えられたのは、節入りまでの日数を数えた蔵干を考慮し、変通星を出して性質を知り、十二星運で強弱を知り、星を五行に分け偏りを審査する一般的な方法。

私は己丑の日の生まれ、湿った田んぼの土を表している。
他柱には、甲、乙の樹木や苗があり、それぞれに辰(癸)、亥(壬)が付き根がある状態、実った作物を刈り取る庚もあり、お日様を表す午(丙)は一つでバランスが良い方だと思っていた。
けれど火の干が巡ると何かしら問題が起きやすくなるのは、夏の生まれの田んぼが干からびるから?地支には水の行が多いのに、と思っていた。
また、若い時の母親との葛藤は、母親も同じ己丑の日生まれだからか?と疑問ではあった。

しかし先生は、午一つしかない火を3.0と数え見事に偏りを暴いていた。
私からは何も情報は伝えていなかったのだが、母親からの干渉や過保護がありましたねとおっしゃられた。
火は己(土)を生み出してくれるが強すぎると逆に厄害が多くなり、母親は私の事を構わずにいられなくなってしまうのだ。
逆に、もし葛藤などない親子であったら、火過多の禍である心臓や血液の病気にかかりやすかったであろうと先生はおっしゃった。
運命の変わり目には大きな引っ越しがあったりなど、これもピタリと言い当てられた。
地支に蔵された蔵干は、あまり当たらないので観ないのだそうだ。

先生の五行の数え方は、星一つに付き1、といった様な単純な数え方ではない。
一般の本などでは載っていないのだと思うが、干衝の組み合わせで量を少なく見積もったり、遠いか近いかで数え方を変えたり、小数点の付く数値で判定していた。
また大運の干支も、他の流派だと上の干で5年間、下の支で5年間と区切って観たりする事もあるようだが、一体化して考えないのはおかしいと思われる。
先生も、干支の相生相剋などから五行が強められたり弱められたりするといった判断で、主に地支を重視して観ていらっしゃったようだ。

例えば、10歳までの大運(己巳)を、金1.0、火3.0と数えられたが、強い火がさらに強くなって母親の干渉が猛烈な頃であったし、次の10年(戊辰)を土4.0とされ、土が増え自我が強まって反抗していた頃であるし、さらに次の20年間は(丁卯、丙寅)、火0.5、木3.0と、木が増えて仕事へのプレッシャーが強まっていた時期であった。
現在の(乙丑)は金0.2、水3.0で、土生金の、能力発揮と言う事でブログを始めたのは納得であるし、水は強すぎる火を消してくれるので母親の干渉もほぼ無くなっていた。
そして、今年からの大運は(甲子)で丑との支合もあるし、木1.0、水3.0、さらに次は(癸亥)で水が4.5まで増えてしまうので、自分自身のできる事で技術を身に付けるのに良い運である。
勉強は好きなので、占いについても一生学んでいきたいと思っている他、実際手仕事が好きで、何かを作っているととても充実した気分になるので、バランスを取る意味でも料理や創作など、家でできる楽しみを増やしたいと思った。
シンプルで洗練された先生の鑑定に、すっきりと納得した年末だった。

四柱推命は複雑過ぎて、本に載っている様な一般的な法則だけで観るのは、なかなか無理があるのかも知れない。
五行の数え方は、バランスを重視する四柱推命で大変重要な肝の部分だが、先生の様に経験を積み独自の感覚を磨かれている方であれば、数値化により的確に判定できるのだと思った。


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