こんにちは!ままみです#59092;
拝見させて頂いているチャートの中に、ステリウムが割と多く出ている事に気が付きました。

ステリウムとは、1つのサイン位の範囲に、星がいくつも集中して集まっている状態を言いますが、大体太陽と水星、金星は近い範囲を運行しますので、これらの天体は比較的コンジャクションになりやすいです。

しかし偶然が重なり、動きの速い月、火星、はたまたトランスサタニアンなどがコンジャクションしてしまい、1つのサインに入り込んでしまうという場合もあります。
合計6つも7つも一つのサインに会してしまうような配置もあり、ご本人も何故こうなるのかわけが分からないけど、突き動かされるように動いてしまうとか、知らないうちに巻き込まれてしまうといった感想を持たれるようです。

この天体群が入るハウスは、ご本人にとって非常に重要で、楽しみも多い半面、入っている天体が吉星揃いであるにも関わらず、困難な事も起こしやすいのです。
大きな天体がアスペクトを取る時は、問題や出来事が立て続けに起こったり、他から見れば困難で耐えがたい体験等もありますが、これはチャートに仕組まれたその方の成長の機会なのです。

その限られたハウス内で、天体の持つ意味の様々な体験をしなければならないので、課題が沢山詰まっているのです。そのため試行錯誤、経験値の上げ方がとにかく凄いと言えます。
7室の場合は、絶えず異なるタイプの人と接している状況を作り出し、それによって様々な人と渡り合うような訓練をしていくことになります。考えも、タイプも違うような自分とは異質の人が関わってくるのです。
天体を使いなれていないと、当然トラブルも多く、人付き合いは安定しません。
しかしこれは訓練ですので、次第に対応力が身に付き、その人は対人関係のエキスパートになっていきます。

10室の場合は、社会的な経験値を上げなければいけないため、職種も変わりやすく変動的になっていきます。
吉星が入っている割に転職を繰り返したり、仕事運が良くないと思われる方もいますが、まだお若いので、これは将来の活躍のために経験を積んでいるとも言えるのです。
転職するのも、天体の持つ力を一つの狭い職種に絞れないからであって、いろいろな仕事を渡り歩いて経験値が上がると落ち着いてくると思います。
また、とても忙しく、日々様々な事件が起きるような仕事で、使いこなしていれば安定していきます。
将来に渡って、世間に対してもいろいろな肩書や役目を持つ人になりやすいです。

1室の場合、本人にいろいろなキャラクターが隠れていて、他の人を振り回すことになりますが、割と無自覚であることが多いです。しかし7室と拮抗していますので、人と人との関係上、摩擦が大きく、それによって人格や能力も磨かれ、向上していけるのです。

4室の場合も、家庭や共同体、身近な人間関係の中で問題が起きる場合があります。
借金のある家族がいたり、病気のご家族がいたりする事もありますが、これもやはり親しい家族の中でひたすら安穏とするだけでなく、様々な事を学べるようにと出来事が起こりやすくなっているのだと思います。

アングルでは、自分の1室から見てスクエアとオポジションなので、やはり出来事として目に付きやすく派手になるし、時に妨害の様に感じることもあります。
それに対し、5室や9室にあるステリウムは、自己拡大の意味を持つため本人の気持ちとしては楽で快適だと思います。
しかしアングルにあるステリウムは自分磨きの機会が多く、それだけレベルの高い人へと向上していける素地を持っているとも言えるのです。
ステリウムのある天体とハウスの事象は、甘やかしだけでなく試練も与え、その人を体験によって研磨しダイヤモンドとなれるよう、日々努力させるチャートであるとも言えます#59093;