月は、気を表す天体。
気持ち、気分、機嫌など。。
気は見えないけれど、感情として心に存在するのもの#59092;

個人のキャラクターは、1室のサイン、ASCにアスペクトする天体などに出て、その人らしさを作り出します。
統治星のサインも外見などに現れやすいですが、実は月のアスペクトも、その人を表す雰囲気として、分かりやすく現れるのです。
その人が常に、月の持つアスペクトの気分でいれば、そのような雰囲気が定着するのは自然でしょう。
土星では、堅く真面目そうであったり、木星では、ゆるくて弄りやすい雰囲気が出ていたり、といった感じです。

月は気を抜いた時に、無自覚に表れるため、表情にも無関係ではありません。
私などは冥王星と90度ですが、ときどき目つきが怖くなるそうです(笑)
これは、無表情の時ほど、現れやすくなっていると思います。
面白いもので、月が同じ天体とアスペクトを持った人とは、何か通じるものがあるためか、分かってくる事があります。もしや?と思うと、冥王星、月仲間でした(笑)
ときどき目つきは冷ため?(中身はそんなことないけれど)、感情を大げさにしたり、突き詰めて考える癖などは共通かも知れません。
また、月に冥王星は、素の自分の感情が深刻になりそうな時ほど、気を抜くと回りの雰囲気にそぐわなくなってしまうので、気を使うタイプや社交的なサインの人ほど、合わせる癖を持ちやすいのです。
しかしいつもでは疲れます。今日はほっといて、といった感じになると思います。
そういったことから、徐々に月の持つ機能の「感じる」という事に対し、面倒臭くなって蓋をしてしまう事があるのです。
これは満月から新月に向けての、太陽に光を吸収されていく弱めの月に多いという印象です。
そうでなかったら、逆に、月の「感じる」機能を使い続け、あらゆるところに突っ込みネタを探し、感情を動かし続ける方もいます。
これは、新月から満月にかけての、元気でパワーのある月の場合です。
こんな月の奮闘や努力を全て見守り、受け止められる星があるとすればそれは太陽です。

月は太陽を信頼し、全てを託せます。
切っても切り離せない密接なつながりがあり、月と太陽はお互いによって光を変えます。
陰と陽、男女にもなぞらえ、意志のやりとりが出来るのは、この2天体です。
太陽の意志を引き継ぎ、実生活で現実化するのは月。
逆に、太陽は、月の「感じる」を、「望む」「目指す」といった形に変え、月の感情を受け継ぐことが出来るのです。
ハードアスペクトを持つ月は、本人が物心つかない無意識をさまよっていた頃、受け止めきれないような体験等によって、ハードな印象が刻印されてしまったものです。
無意識の深層部分にある傷は、意識 に浮上して来ないため癒すのが難しいです。
しかし、太陽の意志によって、月の困難な部分を補う事は可能なのです。

「感じる」事はしなくても、「望む」「目指す」といった方向へと意識はできます。
これは意志ですので、自主的に生きようと思えば思うほど太陽の力は強まり、より良い人生にするための原動力になるのです。
この場合、やはり欠けていく月、新月になるほど、太陽に託しやすいでしょう。
影を光に変える力強い太陽の力を、もっと信じてみて下さい#59093;