現在N月、N冥王星のスクエアに、トランジットの天王星、冥王星のスクエアが乗ってT字アスペクトを作っている友人がいます。
大変悩み多い時期ですが、新しい道を開く手助けになればと、通い始めたタロット教室にお誘いしました。
もともとスピリチュアルな事が好きな彼女、海王星をASCに乗せ、12室に蠍座の個人天体を3つも持っているので、直感は鋭く感受性は豊かだし、きっとこれからの人生のお役に立つのではと思っての事です。

タロット教室では先生が、○○さんについてスリーカードで、何かアドバイスを出しましょうと言われ、一斉にカードを出しましたが、私の開いたカードは、現在の位置に正義、未来の位置に剣の8、教室の人たちも同じような意味合いを持つカードを出しているのには驚きました。
先生が皆のカードをそれぞれ繋げ、解説されましたが、正義を振りかざし過ぎてはいけない、このままでいけば身動きが取れなくなる、といった様な事でした。
友人は、その日初めて参加したばかり、教室には状況を知らないどころか顔も見ていない人もいるのに、なぜそこまで分かるの?と、驚きを露わにしました。
現れた象意は彼女の現在の状況に合っていましたが、未来のカードは、このままいくとこういった未来になるよ、と警告をしてくれているのです。
そうならないために、どのような意識改革をしたら良いのか、できる事があれば何かを考えるよう教えてくれています。

世の中には、正しい事が世界の全てではないという現実があります。
正しい事は人によって違う場合もあるし、皆が振りかざしたらぶつかってしまう事もあるでしょう。
皆で潤ったり、楽になるためには、責めたり否定したりせず、時には物分かりが良くなるようになる事も大切なのかも知れません。
まるで海王星の様に、時には清濁併せ飲む生き方も必要なのかも知れません。
正しい事は小さな声で言う、といったことわざもあります。
あまり声高に言うと、そこで苦しくなってしまう人もいるのです。
カードはそのように告げているように感じました。
と言ってもこれがなかなか難しい事で、自分自身への戒めでもあります。
しかし、年を取ってくると年々図―図―しくなり半分目をつむって、見たくない事はハッキリ見ないようになってきている自分もいるので、きっと大丈夫だと思います(笑)

蠍座に個人天体を持ち、家族とは気持ちを一体化させ何でも話し合いたいと思う彼女、ご主人は水瓶座に天体が集中し、外面が良いのに、家族に寄せる関心が不足していると思っています。
冥王星同士のスクエアが起こり始めた頃から、それが表面化していて、とても辛いと思います。
とても明るくて可愛らしい人なのですが、7室のルーラーが12室に入り、相手を理想的に仕立てあげようとする所もあるのと、7室土星が太陽と180度のため、相手にはこうあって欲しいと厳し目に見てしまうようです。
しかし今ある苦境をバネにし、未来の新しい自分の可能性を開くような様々な体験をしたり、資格を取ろうと頑張っています。
天体の影響を模索する中から、レベルアップのためのエネルギーにしようとしているのです。
冥王星同士のスクエアは去りつつあり、現在は月、木星合の上にT冥王星が乗っていますので慎重に行動すれば発展期とも言えます。
ただしT天王星とN月のスクエアがあって、家庭内でのトラブルを招きやすい運気なので、まだ予断を許しません。

それにしても見事なまでに意識を伝えてくれるカード、改めて考えると本当に不思議です。
終わった後も、凄い!と興奮しっぱなしで、これからもいちいち興奮していたら疲れて身が持たないので、教室はゆっくりのコースで良かったと思いました(笑)
タロットは理屈ではないのかも知れませんが、どうしてなのか説明のつかない占いの一つであると思います。
私の様な超初心者でも、そこそこ当たるカードが出せる不思議なタロット、もっと霊感の様な力を開発し、インスピレーションによって読み解く力を付け、カードが教えてくれているメッセージを理解し受け止められる技量が持てたら、と思っています。