占星術では太陽、火星を男性天体、月、金星を女性天体とみます。#59092;

女性にとって月とは素でくつろいだ普段着の自分。金星はお出かけする時のよそいきの自分です。男性にとってはこれらの天体は女性です。また月は母親を表します。

太陽は結婚相手、父親など日常生活を共にする男性。火星は異性として見た男性で、まだ付き合っている段階の時は火星でみます。男性にとってこれらは自分本人、太陽は父親も意味します。

女性は男性を表す太陽、火星などにアスペクトする天体が多い程、縁に恵まれ付き合うチャンスが多いという事になります。男性は月や金星で同じように観ます。

ただし太陽や火星がハードアスペクトの絡みが多い場合、危険な男性と関わりを持ったり、よくいう男運がないという状況でしょう。これは自分の中にある無意識的イメージが、現実に符合するように引き寄せてしまうのです。

恋愛までは普通だったのに、だんだんと付き合いが進むにつれ相手が危ない人だと分かるのは、ハードアスペクトで緩和するものが何もないような太陽、火星を持った人です。破綻した太陽や火星は無意識にそのような男性を選んでしまうか、男性の性格を狂わせる行動に向かわせてしまうのです。

例えば、父親が飲酒好きで家族を困らせたなどというのは太陽、海王星の絡みでハードな場合ですが、結婚相手にも無意識にそういう人を選んでしまうか、またはお酒好きに、ある意味しつけてしまうという風にみます。

冥王星、火星が絡むと暴力ですのでもっと危険な事になります。これらは男性の場合、月に当てはめて考えて下さい。

よく結婚生活が、自分の育った家庭と似てしまうと言われるのはこういう事なのです。ホロスコープの中にある自分の異性に対するイメージは無意識のうちに現実化してしまう傾向があります。また月も無意識の刷り込み、母親ですので自分として投影した場合、母親と同じ行動をとっていたりします。

しかし、これらのハードアスペクトがあるからといって結婚生活が失敗するとは限りません。これらの破綻した女性像、男性像をホロスコープを読む事によって、意識的に自覚出来れば防ぐ事は可能なのです。天体エネルギーは無意識に入りこむ訴えかけなので、はっきりと自覚をしていれば同じ間違いは繰り返さなくなります。

また太陽の力が弱い男性は、太陽に冥王星120度など強力なアスペクトを持った女性と結びつき、社会的に成功したりします。そのようなアスペクトをもつ女性は俗にあげまんと言われますね。ただし自分も外で働いて太陽を自分に投影する場合は、その限りではありません。

そして月が破綻している女性は、月が穏やかな男性と人と結びつき、男性の月の力を借りて結婚生活を円満にする事もあります。

また男性で月や金星が海王星、木星、金星などと120度などを形成していると、その人は女性にはとても甘いし、優しい人になります。とてももてるし、縁が豊富です。90度などでは甘やかし過ぎになります。逆に土星などが90度で絡むと、女性に対して否定的になり、いじわるという風に観ます。女性の場合は太陽、火星に海王星、木星がアスペクトしていると、男性が近寄りやすいし場合によっては都合の良い女性になったりします。

逆に太陽、火星にアスペクトが無かったり、ホロスコープの地下領域にあって目立たないと、知り合うチャンスが少ないという事になりますが、その時はトランジット天体とのかかわりで、太陽や火星が光にあたっている時、またはプログレス天体がネイタルの天体と強力なアスペクトをとった時が恋愛のチャンスですので、上手く使うと良いと思います。#59093;