12サインはそれぞれ他のサインに対して、調和したり、牽制したりとお互い深い関係性があります。120度は調和、90度、180度は不調和と言われる所以を、四元素の性質からみていきたいと思います。いうなれば12サインの素材同士の組み合わせを観るのです。#59092;

まず、火と風は男性サイン、土と水は女性サイン、この二つは正反対の性質を持ち反発し合います。上昇し広がり、分散していくのが火と風。閉じ込められるのを嫌がらず、結合したがるのが土と水。

相性が良いといわれる120度は全て同じ元素から成り立ちます。火同士、水同士なので持っている元素が一緒ならば、お互いの事を理解しやすいし気も合います。元素を強化し合うという点では良いのですが易きに流れ、新境地を開拓したり方向転換という点では適していません。

180度は男性サイン同士、女性サイン同士の組み合わせです。凶角とも言われますが元素同士でみた場合は火と風、土と水なので必ずしも悪いと言えないのです。2つは反対側に位置しているという事で、個人対外界との交流を示しています。個人で考えた事を外に向かって主張したり、外から決定された事が個人への干渉になったりという感じです。1室と7室の関係はまさにこのままの意味です。

良い面は、思った事を積極的に外に打ち出す力があるという事。そして悪い面は外の影響が行動や考え方にブレーキが掛かる事です。人を意識しすぎて緊張して何もできなくなるというのはまさに180度の示唆するところです。

そして90度と言えば、合わない元素同士の組み合わせです。お互いを理解せず否定し合う関係です。水はくっつきたいのに火が強制的に90度で入ったら引きはがす意味で、水はとても痛みを受けます。

例えば、身近な人と共感したい月蟹座の人は、独立心旺盛で突っぱねる性質の牡羊座火星を持っている人に対して傷つけられる事もあるでしょう。牡羊座の方はもちろん普通にしているだけなのですが、元素による価値観の違いでそうなってしまうのです。

また蠍座からみると水瓶座は90度。水の元素らしい狭い不透明な集団をつくった時、水瓶座は息苦しさを感じ、異を唱えて集団化を解体しようとします。風の元素は常に見通しの良さを要求するのです。

今度は水の力が強くなり過ぎると集団化の暴走が始まり、強制的に仕切る人が現れ火や風の異質なものを排除しようとしたりなど、ますます閉鎖的になっていきます。火や風からみたらそういう集団は鬱陶しいので気の合わない部分でしょう。

しかし変化というのは90度でしか実現しません。変化は良くも悪くも90度で起こりうるのです

土や水は固まる性質があって、それだけでは向上しません。それを解体し向上させるには火や風の力が必要です。また火や風の元素は、温情的な交流がないので殺伐としがちです。それに形になってないので、すぐ散ってしまう性質があります。これを具現化し使えるようにするには、やはり土や水の働きが不可欠です。

どこかに元素が偏り過ぎていると、循環出来なくて代謝が悪い状態になります。例えばせっかくの素晴らしいアイディアや企画があってもそこで止まって、映画や本などの形にならないといった事と同じなのです。これでは世の中の人にみてもらう事はできません。

また偏りが多いと、90度でくるトランジット天体や、外部で接している人の持っている天体によって時に激しく痛めつけられる場合があります。しかし自分の中に偏りなく四元素がある場合は、それ程ビクつかなくなります。四元素で全く理解できないという要素が無いからです。

もし自分の四元素の偏りが自覚出来て、他の人たちの偏りも自分と違うものだという事を客観的に見られれば傷付く事も少なくなり、人が見ている世界は自分が見ている世界と一致するものではない、という公平な視野を獲得できるものだと思います。また因みに職業では偏った元素を生かす事が強みになるので調べてみると良いと思います。#59093;