今日は久しぶりに風水の話です#59092;

風水では中の家相だけでなく、家の周囲を取り巻く環境も大変重視します。
良い気の流れる環境の良い土地に家を作れるのがベストですが、そういったところはなかなか巡り合えないものです。あったとしてもそこには居を構えている人がいて、住んでいて気持ちのいい場所ほど土地を手放したりしないものでしょう。
しかし私たちは、環境が良くないと思いながらただ手をこまねいてるだけではいけません。
引っ越し改築など大変なエネルギーを使う事をしなくても、凶をなるべく抑え、人工的に整えてしまおうというのが風水の目的なのです。

家の周囲の環境で凶作用を及ぼす形状(形殺)は様々ですが、例えば尖ったもの、角ばったものがこちら側に向かってくるイメージのものは、風水では特に忌み嫌うものです。
例)隣や向かい側の建物の角がこちらに向いている。
  玄関の前に電信柱がある。
  袋小路やT字路の突き当たりの家。
  カーブ状の道路の外側に建っている家。。。などなど

尖ったものは刺されるという感覚を引き起こすため、目にする度やる気を失ったり、抑圧されたり、落ち込んだり、無意識のうちに精神面でのマイナスを引き起こしていると思います。
一番最初イヤな気がするなと思っていても、人間とは順応性がとても高い生き物なので、毎日見ているうちにいつか慣れてしまいマイナスの気にも鈍感になってしまうのです。
しかし悪い環境の中、殺気に犯されているわけですから、理由も無く気分が落ち込んだり、頭痛など体調不良に陥ったり良くないことが重なり、もしかして、と思うものなのです。

それを化殺という方法で凶を跳ね返したり、もみ消したりの処置をするのが様々な風水アイテムです。
それ程お金をかけずともちょっとした処置で、するのとしないのとでは大違い。
こういった尖角衝射の形殺には、普通に入手できる八卦鏡で処置してみましょう。

鏡は普段何気なく使っている道具ですが、古来神秘的な力があるとされ神様の依り代とされたり、異空間への入り口とみなされたり、大変な特殊アイテムであったのです。
八卦鏡には、凹面鏡、凸面鏡、平面鏡とありますが、使い方さえ間違えなければ大変良い効果を発揮してくれるものです。
風水で運を上げるための鏡の置き方は難しい、間違えると怖いといったイメージもあると思いますが、やはりパワーが強いので、使う前に良く注意する必要があると思います。
風水の流派も様々、3種類の鏡の使い分けも微妙に違っていますので、おおむね一般的にという事で説明します。

凸面鏡は、光を拡散させるので、悪い気を跳ね返す効果があります。
強力に凶の気を跳ね返す作用があるので、建物の角がこちらを向いている、電柱がある場合などの尖角衝射に向けて使います。
使い方を間違えると、お向かいの家に悪い作用が及んでしまいますので、人が映り込まないようにして下さい。
屋内に掛けるのはご法度で、玄関のドアの真上や、屋外の壁などにかけるのが普通です。
風水の本場、香港ではポピュラーに使われているようです。

凹面鏡は、光を集めるので悪い気を収縮させ、凶をもみ消す作用、像が上下さかさまに映る事から悪いものを反対に良くする効果があるといいます。
やはりこの場合も、凶を吉に転化させる事から、尖角衝射などが映るよう外に掛けます。
環境が良い場合は、良い気を沢山取り込めるため家の中で使われる事もあります。
自分にとって良い方位に窓がある場合、その窓が映るようにして良い気を吸収し増幅させたりします。

平面鏡は、凹面鏡凸面鏡の効果をずっとソフトにした良いとこ取り。凹面鏡凸面鏡より気軽に使えるのではないでしょうか。悪い気は跳ね返し、良い気は集めてくれます。
忌み嫌う場所など、悪い気を跳ね返したければ外に向けて、良い気を集めたければ部屋の中に向けて掛けると良いと思います。基本的に屋内に掛けます。

ただし玄関や部屋の場合、扉を開けて真正面に顔が映るのは絶対避けましょう。
玄関から見える邪気を除けたい場合、入って来た人の顔が映り込まないように正面よりずらして下さい。
映ると悪い気だけでなく人をも跳ね返してしまうので、客人が来にくくなる事はもとより、家の人も帰りにくくしてしまいます。
また、サイドに置いた場合でも首が切れて映るのは良くないです。大きさにもよりますが、上半身より上が映るようにしましょう。観葉植物が映り込むのは吉です。

玄関に八卦鏡、正しく使えば照明も増幅するので雰囲気も明るくなり、観葉植物も置けば相乗効果で吉相の玄関になるという効果を期待できますよ#59093;