SSブログ

「空き家について」の続き ~トランジットとの検証も合わせて [風水]

去年、「空き家について」で、記事にさせて頂いたのですが、我が家の東側の空き家の取り壊しが先月から始まりました。
2月、3月と、吉方位である東へのお水取りにせっせと出かけ、凶運を撥ね退けられるよう、吉作用の運気を貯金してきましたが、やはり教義通り、東を表す卯の月に方位現象が現れ、待ち望まれた取り壊しが始まりました。
これまでなるべく気にしないように心がけていましたが、1日も早く、といった気持が正直な所でした。

振りかえりますと、一昨年の猛暑の頃、お年寄りだったお隣のご兄弟が続けて亡くなり、その頃時期同じくして、これも以前「ままみのセルフ鑑定」で記事にしたのですが、子供のやる気がみるみる急降下し、投げやりになっていきました。
最初、隣が空き家になった事と、それほど結びつけず、今までの子育てのあり方や内面に原因を探っていました。
しかしそれ以降、私としてもどうも気持ちが悪く、嫌な気が感じられるのです。
家にいる時はいつも、背中の左側が重く圧迫されているような違和感に悩まされました。
空き家は風水的にもマイナスですし、東は長男の定位であり、どうにかならないかと思っていましたが、幾つかの奇怪な現象も起きてきました。
誰も入っていないベランダの履物が、隣の家方面に向いていたり、締め切った家の中にあるウィンドチャイムが、風もないのに突然鳴ったり。。
私は霊感は殆どないと思っていましたが、実は結構気配には敏感で、見えはしませんが何ありそうとか、そういった気はよく感じられるのです。
ある夜、火の気もないのに、きな臭い、白い煙が見える、とご近所の人が騒いで話しをしていた時に、1年以上放置されて、いったいこの空き家はどうなっているのかと、翌日、民生委員の人に連絡をとりました。

そしてお隣のいとこにあたる方に連絡をして頂き、その方からは、跡継ぎが無いので、家の処分は全て弁護士さんに任せてあると聞き、それならと、紹介された弁護士事務所に連絡をしたところ、未だに遺骨があるので勝手に家を処分できないと言われ愕然としました。

そんな事なの?!きっと浮かばれないで訴えていたに違いない。
道理で、と思うのと、今までそんな環境の場所に居合わせてしまったのかと、大変なショックを受けました。
家が密集している東京で、周りは集合住宅に囲まれ、うちとお隣だけが密着しているような環境です。
誰にも知らされず、供養もされず、ただお骨だけが真っ暗な空き家に1年以上放置されていた事実があったと思うと、大変気分が悪く恐ろしい気持ちになりました。

もう、早く何とかするように弁護士さんにお願いし、家で祓いのような事も始めました。
境界線にお清めの塩を撒いたところ、あるものを発見しました。
黒い人毛のようなかたまりで、砂利の上から生えていたように見える得体の知れない物が!ゾゾゾ。。。速攻処分です。
するとその日の午後に、突然いとこにあたる方が、今までご迷惑かけました、お墓に入れますので、との旨を伝えに来ました。
お清めしてからは、まるでスィッチが入ったように事が動きだし、やっと光明が見え始めたといった気分でした。

知り合いの家では、亡くなったペットの犬を、お骨のままで家で持っていて、家族に怪我や病気が絶えなくなったそうです。しかし入るべき場所に入れてからは、すっかりそのような現象はなくなったとの事です。
やはり、死んでからも想いは残るのです。ペットでさえです。
肉体が無いだけで本質的な魂は残りますから、何か想いがあれば、訴えたり伝えたりしようとするのでしょう。
しかし、それが多少感じられた所で、他人の私にはどうもしてあげられないのが事実。
何か分かってくれそうだ、などと思われても、頼られたりすると後々が大変です。
修行を積んだ霊媒師のように、訴えかける霊に応えるだけの力量と覚悟が備わっていればまだしも、そうでなければ心身ともにきつく、怖い現象に悩まされてしまうでしょう。
私は、こういった霊的な事が身震いするほど全く苦手ですので、ここはきっぱり何もしてあげられない、そう念じて来ました。

亡くなった後、人間は素直に自分の死を受け入れる人と、疑って、そんなはずはないと成仏できない人がいると言います。
死んだら一切が無になると思っている人が、実際そうなってみると、気持ちはそのまま残っているため、自分が死んだと思えない人もいるそうです。
これは生前から目に見える事が全てで、あの世の事など全く信用しない人に多いとの事。
こういったタイプの人や、または何かしら未練が残っている人は、長期間に亘ってこの世に留まり続けますから、地縛霊としてさまよう事にもなってしまうのです。
葬儀をしてお経を読んだりするのも、あなたは死んだのですよ、と繰り返し繰り返し伝える事であると言います。
その様子を見る事で、自分は死んだのだから居場所はここではないと悟り、成仏していけるそうです。
自分の死を最初から悟れる人ばかりでなく、自覚するまで時間をかけ、徐々に現世の未練を断ち切っていく人もいますので、繰り返し営まれる法要には、こういった目的があるので大切なのです。
仏事は、死者に引導を渡すための重要な儀式です。決して手を抜いたり出来ないと思います。

また、人は死に際が大切だと言います。それは、死ぬ直前の心のありようがずっと続くからです。
恨みを残し、強い執着のまま亡くなったとすれば、その心は永く続くので、苦しい思いをしなければならないでしょう。
亡くなってもその人の本質は変わらないのだとしたら、生きている時分から日常の暮らしや、普段の心の持ち方を軽くする事が大切なのだと思います。
人には、いつその時が来るのか分かりません。
心穏やかに感謝をしながら、迷わないように、自覚をもって逝きたいものです。
また、残された人には迷惑をかけないよう、生前から出来るだけの事はしなくてはいけません。
お墓の事、遺産の事、きちんと後の人に引き継がなければ、結局回りにも迷惑がかかるのです。

このようないきさつがありましたが、お隣の方の遺骨は無事に父母のお墓に収まったようで、ひと安心しました。
我が家はこういったお家の隣に、たまたま住む事になってしまいましたが、しかし、これもまた縁です。
嫌な思いをしたけれど、長い目で見れば、そこから沢山学ばせてもらったと思えるようになればと思います。
あらゆる縁には無駄なものはない、そう思い暮らしていければ、心穏やかに過ごせる気がします。

そして現在ですが、東からの眩しい太陽の光が降り注ぐようになり、それに連動するように、長男の重い溜め息が減り、気持ちが上向きになっていくのを感じています。
部活でも、新しい学年で部長を務めるようになり、顔の感じも以前と違っているのが分かります。
長男のチャートでは、去年から、4室海王星にT土星がスクエアという配置でした。
私は、お隣の方が亡くなられた時期に、8室にT土星、11室冥王星、5室N金星でタイトにT字スクエアを形成。
どちらも土地に関した、霊的な作用を受けやすい配置です。

私は、これまでにまだ身近な人の死には直面していませんが、今回の事で、人が亡くなると言う事、自分が亡くなる時の心構え等、真面目に考えざる得なくなりましたし、これも8室T土星の作用が及ぼした影響に他ならないと思っています。
5室の金星は、子供に投影していたと思いますが、T冥王星が180度のオーブを外し抜けつつある今、気付けば、子供に対する認識や接し方、考え方、気持ちが、以前と全く変化し、価値観がクラッシュ&ビルドされていました。

当たり前に優しくする。
当たり前に望む事をして上げる。
当たり前に、全てを受け入れる。

この当たり前、というのは無条件と同義語です。
外の世界は厳しいのだからと、子供を甘えさせないという考えの方もいるかも知れませんが、この厳しい世の中、親が甘やかさなければ、誰が一体甘えさせてくれるのでしょう。

また、子供の自己イメージを高く保つ事、これは子供にとって絶対マイナスにはなりません。
もし、それを外でくじかれたとしても、自分で折り合いを付け解決できると信じて上げる事。
親はそんな時、慰めてあげれば良いと思います。
くじかれる前から親がくじいてしまうのは子供の可能性をつぶすようなものです。
大切にしているという気持ちを常に表現する、ウザがられてもめげずに。。
それによって嫌な気がする子はいません。
親は子供を想い、心を砕く事で、まるで、それに応えるように伸びていってくれると思います。
もちろん負担に思われない程度にしなくてはいけませんが。。。
こんな当たり前の事を改めて実感したのです。

愛情を表現する事を心がけていると、子供だけでなく、自分も心が暖かくなっていくのを実感しました。
優しくする事に、世間の刷り込みか、潜在的なものなのか、抵抗のようなものがあり、素直に母親としての愛情が示せていませんでした。
しかし、本来の蟹座の金星の性質を、T冥王星が洗い出していってくれました。
私は本当は、このように子供と接したかったのだと言う事に気付き、おかげで、今では、母親でいる事が大好きな自分でいられます。
本当にこれも、冥王星の通過のおかげだと思っているのです。

そう言えば去年の12月10日の月食は、4室太陽の上で起こっていた事も思い出しました。
家庭や不動産について、何かしら変化が起きる可能性を示します。
気学でも、今年私は、不動産や家庭を象意とする艮宮に回座で、関わりが深い年です。
それも、以前から東北や八白の吉方取りをして来ましたので、今年は象意である良い変化、子供運が良くなるという運気が受け取れます。
今後のトランジットでは、私の4室に、T金星T木星がダブルで通過し、月や太陽の上に重なっていきます。
取り壊しもスッキリした所で、自分の家がきっと居心地良く、快適になっていくのだろうと思いますし、これをきっかけに家での楽しみ事がもっと増していくと思います。



100MLT19-PICT0135_PICT0135.JPG



nice!(6)  コメント(7)  トラックバック(0) 
共通テーマ:占い

nice! 6

コメント 7

比翼 絲

とても興味深いお話ですね。
お骨はずっと家に置いておくと良くないと聞きますが、本当にそんな事が起きるなんて、しかもそれを身近に実感されるなんて、なんと言うか奇遇と言うか、凄いですね。
こんなオカルト的な事も、本当にあるのですね。
それをトランジットの惑星と連携させて考察されてるのも、ままみさんならではでしょうか。
こういう事象があった時、惑星の動きにチェックしておくと、意外な発見があるのかも、と思えました。
ある意味、貴重な体験をされたのかもしれませんね。
by 比翼 絲 (2012-04-14 08:33) 

キョウコ

ままみさんこんにちは!
遺骨と空き家のお話にはちょっとぞっとしますね。
私もあまりはっきりと見たりはしませんが、気配を感じる方なので、そういうのが長い期間自分の間近にあるのは鬱陶しく、気味が悪いです。具体的に息子さんにも影響がいっていることを考えると、気が気でなかったでしょうね。

大抵の方だったら、しょうがないと何もせず、気味悪く感じても状況にただ飲み込まれたままだったのでしょうけれど、ままみさんだからこそ、いろんな手立てをうっていけたのだろうと思います。

子供にとって親が自分を想ってくれている気持ちは何にも代え難い守り刀ですよね。
それを信じれるからこそ、いろんなことがあっても、また世に出て行けるのだと思います。素敵なお母さんだなって思いますよ!
by キョウコ (2012-04-14 14:00) 

ままみ

絲さん、コメントありがとうございます!

私は現実派ですし、怖いもの見たさは少々あっても、オカルトチックな心霊現象など実際自分の身に起こるなんて、まっぴらごめんでした(笑)
記事にするのも、何か嫌だと思ったのですが、ニュースでも最近、孤独死が取りざたされ、独居の高齢化が進むにつれ、誰の身にも起こり得る事だと思ったので、お読み頂く方の考えるきっかけや、ご参考になればと思ったのです。
トランジットの土星や冥王星等の配置からして、人の死によってダメージを受けそうな意味も現れていましたし、やはり一致している事にも納得してしまいました。

私自身いつか起こりうる死を、現実的にはどう迎えたらよいのか等、考えさせられましたので、やはりそういった意味では貴重な経験とも言えますね。

by ままみ (2012-04-15 00:51) 

ままみ

キョウコさん、コメントありがとうございます!

月にアスペクトが多い方は、それだけ豊富なアンテナをお持ちなので、やはり気には敏感であると思います。
何となく嫌な所、気持ちが悪いと思ったら、そこは運を落とすポイントですから、やはり近寄らない方が良いのです。こんな時の直感はバカにできません。

子供が、受験期のさなかでしたから、やはり気が気じゃなかったです。
主人は受容的なので、いつも通りのん気なままでしたが、私はハードアスペクトが多いので、じっとして何とかなるのを待つのが苦手なのです。
我慢が出来ないので、自分にダメージが及んだとしても打破したくなります。
こんな時、気学をやっていて良かったと思うのは、やはり運を少しでも良くするよう自分からアクションできる所です。
小難に抑えられたのも、開運のためのアクションを夫婦で実行していたからだと思っています。

T冥王星は、今まで向き合わずにないがしろにされてきたところや、おかしいな、変だなとどこかで思いながらも、特に問題はなく来てしまったので見過ごしていたところなど、徹底的に表面化させ、出るべくして出た問題として私に突き付けました。
過去を振り返ると、反省すべき事が沢山あります。
子供には言葉によって、無数に傷付けてしまったと思っています。

<子供にとって親が自分を想ってくれている気持ちは何にも代え難い守り刀ですよね。
それを信じれるからこそ、いろんなことがあっても、また世に出て行けるのだと思います。素敵なお母さんだなって思いますよ!>
良いお母さんだなんて少しも思っていませんでしたが、この言葉とても胸に響きます。
キョウコさんのお言葉とても嬉しいので、ありがたく受け止めておきますね!!


by ままみ (2012-04-15 01:13) 

リマーナすず

ままみさん、こんにちは!

当たり前に優しくする。
当たり前に望む事をして上げる。
当たり前に、全てを受け入れる。

この言葉、とても心に響きました。
子育ての座右の銘にしたいと思います。

ままみさんの開運アクションはさずがですね!
思っているだけなのと、実際に身体を動かすことには
天と地の差がありますものね。

ままみさんは分け隔てのない愛情を持った方なので
こういうお役目がめぐってくるのかもしれませんね。
空家に遺骨が遺されたままだなんて、亡くなった方は
さぞ淋しかったでしょう。本当に良いことをされたと思います。

>長男のチャートでは、
>去年から、4室海王星にT土星がスクエアという配置でした。
>私は、お隣の方が亡くなられた時期に、
>8室にT土星、11室冥王星、5室N金星でタイトにT字スクエアを形成。
> どちらも土地に関した、霊的な作用を受けやすい配置です。

このディレクションはとても参考になりました。
ありがとうございました!

by リマーナすず (2012-04-17 15:21) 

ままみ

すずさん、コメントありがとうございます!

子供が成長して学校に通うようになり、肌と肌の触れ合いも無くなってくると、私は何か子育ての根本的な部分を、忘れていってしまったようです。
子供の希望に、何々したら上げるよ、とかこれしなきゃダメ、と条件を突き付けたり、振りかえれば、がっかりで残念なお母さんでした。
そう言えば私自身も母から、必要以上に心配され、よく根回しされていたのですが、気が付けば、自分も同じような事してるじゃない?!と焦りました。

心配イコール不信ですし、親の心配のし過ぎは、子供に決してプラスの感情を呼び起こしません。
子供の強さや力をもっと信じ、辛抱強く暖かい目で見守る気持ちが必要です。
至らないながらも、夢や希望を与えられるような存在の母親でいたいと、今更ながら思っています。
今回、記事にして書かせて頂く事で、みなさんの前で公言したようなものですから、決して忘れません。

開運アクションをする事で、やはり凶運を撥ねつけられる体質に変化します。
また、吉方位に出向くと大変気分が良くなり、楽しみながら出来るため、主人も、今度はいつ?と休みの日には出掛けて行きます。
現代の住宅事情、合格点のお家などあまりないと言ってよいですが、家相や風水的な環境に良くない点があったとしても、そこをカバーできるのが気学の良い所です。

地域の民生委員の方は、本当に尊敬できる方です。
その方のお力があったからこそで、私など重苦しさから逃れたくて騒いでいただけですから、何もしていないに等しいです。
ご近所の独居の高齢者のお家を把握し、何かあったら駆けつける、また地域交流のためにご尽力され慕われていて、人格的に素晴らしい方です。

<8室にT土星、11室冥王星、5室N金星でタイトにT字スクエアを形成>
この配置はアンギュラーではないので単刀直入さはないものの、環境から来る間接的な影響としてキツかったです。
8室は人の死や心霊の作用を受けやすくする部屋であり、形にする土星が、太陽や金星など力や富を表す天体と結びつくと、土地や不動産も表します。
今回の事では、まさにそういった現れ方をしました。

同じ地域で寝て暮らし生きているのですから、人が生まれて、人が亡くなっていく、そういった事は考えれば自然で当たり前の事でした。
8室に天体が無い私は、こういった事を直視するという事が苦手でしたが、気付きをもらえました。
また、土星の運行が進むにつれ、4室のN太陽に120度を形成していきましたので、地域に目を向け、隣近所との繋がりの重要性を気付かせ、それを確実にするための出来事として意味があったのだと確信しています。


by ままみ (2012-04-19 12:30) 

Qoo

さ迷っている心に非常に勉強になりました。ありがとうございましたm(__)m
by Qoo (2014-08-19 15:51) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。