最近の新聞を読めば、いじめ問題、竹島、尖閣諸島問題など、心がざわざわと落ち着かない事柄が多過ぎてチャートを調べましたところ、先日14日に起きた月による蟹座の金星食は、ままみのN金星と1度ずれているだけのポイントで起きていました。

祖先やルーツを意識する盆の入りといった日に起きるのも、何か意味が重なっていますし、家庭や居場所を表す蟹座に、女性性を表す天体が合し、光が一旦かき消されたのち再び光を取り戻す事から、これまでの個人の居場所~家庭~地域問題など、愛情や女性の力によって刷新されるのか、とも思いました。

が、この瞬間、月と金星は、天王星、冥王星とT字スクエアです。
強過ぎる共同意識ゆえに、アルテミスとヴィーナスがタッグを組み、まるで荒ぶる女神のように、家族や国家の権利を守るという大義名分の上で、過激な暴挙にも出るといった風に読めます。
まさに現在の竹島、尖閣諸島問題がありますように、行き過ぎたナショナリズム、過激な発想が生まれるのではないかと懸念しています。

サビアン度数では数え度数で6度。
「巣を作る猟鳥」ですが、例え猟師に狙われても、飛ばずに巣作りをしている鳥は、巣という自分の存在自体の基盤作りのため、己を犠牲にする象徴です。
これは、全体の共通の目的のために自己を犠牲にし、新しい生き方をする、といったテーマの度数です。
日本でも議員さんたちが、尖閣諸島に上陸し、刑法に問われました。

中国の反日感情は収まる気配を見せず、規模も膨れ上がり、とばっちりを受けた日本料理店などが襲われるなど、本当にどうして?と言った気持です。
蟹座は集団的なパワーが強く、横に倣えとばかり模倣し、大きく膨れ上がる性質を持っています。
狭い範囲では愛する人や家族、集団を守る力を持たせ、大きく出ると愛国心でもありますが、統合してドンドン拡大させようとするエネルギーが強過ぎた場合、時に暴力的になってしまうのです。
反日感情も次々とコピーされるように、人々の心を占拠してしまうでしょう。

蟹座は家庭的で大人しいと思われがちですが、悪く出た場合、ヒステリー的に感情が先立って、やってる事と言っている事が支離滅裂、普通の話し合いもできないような状態になってしまう事があります。
理論や理屈が通じないですから、中国にしても韓国にしても、正式な話し合いの場に応じもせず、実力行使の暴挙に出るなど、ダダをこねているようにしか見えません。
これは、最悪な蟹座衝動に踊らされていると思わずにいられません。

活動宮は、うるさく大げさに、休みなく湧き立たせる性質ですので、この騒動はなかなか収まりそうにない感じがします。
ただの議論が、喧嘩になる。小さい事をネタにドンドン広げようとする。
過去に理由や意義を求める蟹座は、現在を見ようとしません。
自分たちのしている活動も、戦時中の話を持ち出して無理やり正当化をしようなど、何十年前の事に対しても、日々、怒りを刷新し続けている。
普通じゃ考えられないような事でも、正義と言い張ればそれで正当化されてしまう。
これが蟹座の怖い一面です。

天王星、冥王星の、天から降りて来るエネルギーは、今まで眠っていた問題や抑圧していた事柄に対し激震を与え目覚めさせようとします。
金星食はこの配置にT字を作りトリガーとなって、動きたい、動かなければ、と言う衝動を、愛国心、領土問題の蟹座を矛先にし、たまたま尖閣諸島に行きあたって、それを的にし大げさに暴れている。
人々が何かに活動したくてたまらない状態になっているように思えます。

この愛国心はもちろん良い方にも出ていて、ロンドンオリンピックでは、国民が一致団結して選手達を応援し、メダリストの凱旋パレードでも50万人もの人々が集まり、メダル受賞の喜びを新たにし、喜びを分かち合いました。
こう考えてみると、良い事、悪い事に関わらず、世界中でのこのテンションの高さは、やはり活動宮そのものの現象と言って良いと思います。


中国のデモ、解決方法は・・・、やはり、自国と他国の立場やスタンスを、それぞれ認め合い、尊重する事が、もっとも大切に問われていると思います。
中国が熱くなって動いてしまっている現状では、鎮静化に向け客観視する事は大変難しいですが、こんな時こそ、冷静になるように呼び掛けられる存在の人が、重要になってくるのではないでしょうか。

いじめ問題にしてもニュースで目にする度、なんで子供が自ら命を・・・とても辛く心が痛いですが、この問題に対しても、きっぱりと暴行、傷害といった犯罪に位置付けされ、新たな制裁体制が整いつつあるような気配があり、これからはこういった事件がなくなるようにと祈るばかりです。
また、いじめる子は確かに「悪」ですが、社会上での排除など行き過ぎる制裁が加えられている事も耳にする度、その子の成育歴などにもフォーカスし、問題をフォローする事も必要だと思います。