未来予測をする時に、ホロスコープで必ず見るのが三重円です。真ん中に出生図、次に進行図、外側に経過図となっています。これも全てアスペクトを組み合わせて考えるのが理想かもしれませんが、そうすると混乱を招くのでポイントで見たら良いと思います。#59092;

アスペクトとしては出生図と進行図がオーブ1度以内。出生図と経過図がオーブ3度位。人によってトランシット天体の影響の出方、感じ方は違うと思います。3度以上離れていても強力に利く人もいればピッタリで出てくる人。しかし、大体3度以上離れてくればだいたい影響は少なくなっていきます。

また木星、土星など大惑星はオーブというより、サインに入っただけでそんな気分になる、というのがあります。例えば木星が牡羊座に入って来ると、牡羊座の人は何となく気分的に大らかになったり、リラックスモードに入りがちになると思います。そして土星が天秤座を抜け、蠍座へ入ると抑圧されてたものから解放された気分になるという風に。まさに気配という感じでしょう。しかしこれも個人差がありますので感じない方もいらっしゃるかも知れません。

また経過図に関しては速度が遅い方から読んで下さい。冥王星から月へという風にです。理由は遅い方が影響が深いのでせっかく太陽にT木星が付いていたとしても、他の天体の影響で覆されてしまうからです。例えば星占いで今年は木星が牡羊座へ入ってくるので、牡羊座の人は1年間ラッキーなどと、雑誌の記事などに載っている事がありますが、あまりいい事なかったな~などと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この木星の陰にそれより大きな土星、天王星、海王星、冥王星がついている事があります。木星にスクエアで入ったこれらの天体は木星経由で太陽に影響を与えるのです。影響を与えられるのはそれよりも、大きな天体だけです。

大きな天体はそれだけではむしろ日常的、具体的な生活に降りてこられないのですが、ぐるぐる回っている月や金星や火星などが、パーソナル天体にコンジャクションした時など、これを乗り物にして影響を出すといった事が起きます。遅い天体は速い天体を使いにするといった感じです。

そして同時にいろんなアスペクトがある場合は効果が相殺されるわけではなく、やはりそれぞれにありますが、大きな天体の方が与える力は大きいのです。過去の出来事に照らし合わせる事で、人それぞれに感じ方が違うオーブや天体の影響が掴めてくるのではないかと思います。#59093;