人が、この世に生を受け、初めて地上の気に触れた時から、その人は目に見えないエネルギーに支配されます#59092;
それは磁場とか、波動とか言われますが、気学の世界では、その瞬間に、自分にとってプラスになる相生する星、マイナス作用の相剋する星が決まってしまうのです。

そしてその後も、方位からくる星の影響を受け続けますが、運勢改善のために、積極的に吉の作用をもたらす方位を利用していこう、というのが気学の占術です。

数ある占術の中でも、気学は一番開運に役立つと言えます。
東洋の占いでも、四柱推命では、運勢の流れなど大変的中しますし、足りない五行を名前に足したり、相性に使ったり出来ます。しかし、運勢を変えるという種類の占いではありません。
手相なども、欲しい線をぺンで描き足したりと言った事もするようですが、効果のほどは分かりません。
気学は、天の気、地の気、自然のエネルギーを頂き、上手く活かして、運勢向上に役立てることができます。
引っ越しで凶方位に越されてしまった事を後から気が付く、という方が結構いらっしゃいますが、一番の解決法はやはり吉方位への移転で、それができない場合はお水取りを勧めています。
実行して頂く事によって、凶意の大難が小難に、小難が無難になるからです。

考えてみれば、私たちは全て自然の力によって、生まれ育っています。
両親がいて自分が生まれ、その両親にも両親がいて、例えばご先祖が一人いなかっただけでも、自分はこの世に存在していなかったのです。
病気や事故も自然に起こるもの、人の生死も自然の力です。
今、ここに生きていると言う事は、実際は自然の力によって生かされているのです。

その自然の力を頂いて開運するのが気学のねらいです。
人間が幸せな生活をするために、最も具体的で簡単な方法を教えてくれます。
祐気取りは天の力、その場の気を浴びる事。
お水取りは地の力、地下深くで、土地のエネルギーを沢山蓄えたお水を頂く事です。
これらは、宗教儀式でも何でもなく、方位の持つ自然エネルギーを取り込み、運気を上昇させる事なのです。
お水は神社ではなくても良いのですが、やはり神聖な神社の方が天に近いため、天の気のエネルギーが集まっているのです。
なので、お寺よりは神社、と言う風にお勧めしています。

観光気分で楽しみながら行ってみると、いろんな事に出会います。
親切な人に出会ったり、思いがかけず宿のサービスが良かったり、吉方位なので楽しい事が多いはずです。
しかし、不思議な事に邪魔も入りやすいのです。
ふとした用事ができて行く気を削がれたり、台風にあって断念したり、知っているはずの道なのに迷ったりする事もあると言います。
なぜ、邪魔や妨害とも言える出来事が起こるのかと言えば、放っておけば人は凶方位に向かいやすい性を持っているからに他なりません。
それは、私たちは生まれた瞬間から、死に向かっていく存在だからです。
なので、予定を組まれたら早めに出るなど、万難を排し決行して下さい。
しかし、体調が悪いのに無理をしたり、忙しいのに義務のように行くのでは何にもなりません。
出来るだけリラックスし楽しむ気持ちを持って、良い気を頂ける事に感謝しながら出かけてみると良いと思います。

気学は幸せになるための術ですが、自分だけと言うのは感心できません。
良く言われますが、行列ができているにも関わらず、ポリタンクでお水を頂いたりなどはマナー違反でしょう。
この地に来られた事に感謝し、幸せを分かち合う気持ちで頂きたいと思います。

来月は四盤揃いの月です。
12月10日、19日、28日、時間は9時~11時です。
気の力を最大限に頂ける四盤揃いの月は、10ヶ月に一度ありますが、年によっては取れる方位、取れない方位がありますので、チャンスは逃さず運気上昇に役立ててほしいと思います#59093;