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過剰なソフトアスペクト、過剰なハードアスペクト [ホロスコープ]

昔の占星術では、ソフトアスペクトが多いと幸運であり、性格も明朗で、などど解釈され喜ばれましたが、今の占星術では多すぎると、返って傷付きやすく、社会生活を行う上で困難を生じるケースが見受けられると言われているようです[ドコモ提供]

メジャーな天体同士のハードアスペクトが一つだけで、全てソフトアスペクトで固められているというチャートの相談者の方が何人かいらっしゃいましたが、実際打たれ弱いような印象があります。
会社の仕事が激務になり、精神疾患を発病されたとか、希望の職場にお勤めになられたものの、人間関係で挫折し退職されたなどというお話を聞くにつれ、やはりソフトアスペクト過剰でも良くないのだと感じる事があります。
ソフトアスペクトの人はとても優しく押しが弱いので、困難に合うとそこで止まってしまう事があります。
仲良く調和してやっていくことには長けても、対外的に自分を押し出す力が弱く、環境の急激な変化には、戸惑ってしまうのでしょう。
トランシットのハードなアスペクトがやってきた場合も、免疫が無い分衝撃を受けやすく、大騒ぎといった事にもなるようです。
はやり個人としては楽で気持ちが良い、といったこともあるので、ソフトアスペクトは幸運と解釈されているのですが、その居心地の良さから、現実的な外界へ踏み出す力には乏しいと言えます。

反対に、ソフトアスペクトが1つ大惑星間のみで、天体のほとんどがアングルで、T字アスぺクトという方がいらっしゃいましたが、ご自分ではその厳しいイメージにピンと来なかったとの事です。
生まれ育ったご家庭は不和で、ご両親は離婚し、ご本人も入院が多かったりと出来事を挙げると不幸なのですが、今考えるとそんなに大変じゃなかった、と思っていたそうです。
ハードアスペクトが多い場合、人生に訪れる新しい局面が来ても、意地と度胸で渡り合える強さを持っています。本人は苦しいと思う事もありますが、そんなことは意志の力で抑えることもできる底力を秘めているのです。
チャートには、あらかじめ組み込まれた人生の青写真があると言いますが、同時に、こういった困難を乗り越えられるだけの力も併せ持っている、という事なのだと思います。
しかし、ハードといってもスクエアばかりでは矛盾を抱えてしまいがちで、苦悩する場面も多々あり、両方の天体を生かす事は至難の業ですが、割り切って使う事ができれば、新しい展開が開けるため、人間的成長と大きな収穫が得られるでしょう。
また、オポジションは1室と7室の関係ですが、対外的にアピールしたり、自分の目的を外の世界へ表現する時には、ぜひとも必要ですので、社会活動する上では使えるアスペクトです。
ハードアスペクトばかりのチャートでも、組んでいる天体が、太陽、木星、金星、水星、土星などと、日常の意識に上がってくる天体ばかりの場合、捉え方にもよりますが、心を壊すような困難な配置ではないと思っています。
土星がスクエアなどの人は、憂鬱感にとらわれやすいとも言われますが、この配置があるからと言って即、深刻な悩みに結びつけたり社会生活を送るのに差しさわりがあるなどとは観ませんし、普通に暮らしている人がほとんどでしょう。
しかし、銀河系からの意思を太陽系の中に持ち込むトランスサタニアンは、本人の意思ではコントロールしづらい無意識からの働きかけを作り出しますので、冥王星、天王星などが関わったハードは、やはり他の人からは計り知れない苦悩を抱えたりする事もあると思います。
冥王星が関わると、一度物事が死んで再び生まれ変わるといった意味になります。そのため破壊力は凄まじいのですが、これは、新しい自分に生まれ変わるため、破壊再生を繰り返していくだけの話なのです。乗り越えれば新しく蘇るという事ですので、そう考えれば恐れる事はありません。
このように、天体の影響はただ一方的に与えられるのではなく、受け取る側の考え方によって影響の違いが出ますし、例え困難な配置であっても悲観することはないと思います。
グランドクロスなども、じっと同じところに留まる事を許してくれないところがあります。まだ違うまだ駄目だ、と言うように、天からのお許しがなかなか与えられないのが特徴です。
しかし人間は、同じ場所に留まって悩みが無ければ、成長も発展もストップしてしまいます。
やはりソフトアスペクト過剰、ハードアスペクト過剰のチャートをお持ちの方は、それぞれに悩み苦労はある訳ですから、同じように成長ができる機会として、前向きに捉えると良いと思います。



「幸せは心が決める」
幸運と幸せは意味が違います。
幸運はもたらされるもの、しかし幸せは心で感じられるものです。
艱難辛苦を乗り越えた人には、とても意味がわかる言葉なのではないでしょうか[ドコモポイント]


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マイン

今年ももう11月になってしまいましたね。。。
2011年はショックな事もあり、楽しい事もあり、でなんとなくあっという間に過ぎ去った気がするんですが、ままみさんはいかがお過ごしでしょうか?
残りの2011年を楽しく生きれるようお互い頑張りたいですね☆^^
by マイン (2011-11-01 11:33) 

ままみ

マインさん、こんにちは!
早いもので、今年も残り2カ月、気分は年末といった感じですね・・・
マインさんにとって、きっと大きな意味のある年だったのでしょうか^^
私は鑑定を始めたことで、パソコンの前に張り付いている時間が多くなり、ジムにも行けず、というか行かなくなって、どんどん体が育ってきてます(お腹周りを中心に^^;;)
推命でも食神にあたるので、そのまんまといった年でしたね^^;
来年はどんな年になるのでしょうね。
日本だけでなく、世界中に明るい話題が溢れる希望の多い年になるようにと、心から思います。
また、気学なども記事にしていきたいと思います☆
by ままみ (2011-11-01 17:04) 

la luna

以前、占っていただいたT本です。こんばんは。
「なになに、私の事ではないか!?」と思い、出て参りました。
その節は大変お世話になりありがとうございました。(ちなみにselene先生にも占っていただきました。この場を借りて・・・ご覧になってるでしょうか?)
私の場合、結婚して生家を出てから精神的にも健康の面でも大分楽になったのですが、MCを加えると「じっと同じところに留まる事を許してくれない」グランドクロスなので、戦々恐々としています。
また何かありましたら相談させてください♪♪♪
by la luna (2011-11-01 19:56) 

ままみ

la lunaさん、お久しぶりです☆

確かに、MCを入れるとグランドクロスですよね。
天体は常にぐるぐる回っていて、このMCにもしょっちゅう月などの天体が通過しますし、こういったトランシットやプログレスの星が回ってきた時に、他のポイントよりも影響が大きくなる、といった事は確かですね。
しかし、実際天体がそこにある訳ではないので、影響が常にある訳ではなく、弱いと思います。

私もグランドクロスではないですが、月を中心としたT字アスペクト持ちですので、お気持ち分かりますよ~。
同じく結婚してラクになった性質です。
父親は優しく穏やかで大好きなのですが、母親とは・・くつろげる気持にはなれなかったですね。
冥王星的な女性を苦手と感じることがあるのですが、おそらく母親を投影してしまうからでしょうね。
しかし、映画や小説の世界では面白がって読んでしまうし、興味を持って惹かれてしまうところもあります^^;
この辺は、アンビバレントな複雑な感情ですね。

by ままみ (2011-11-02 01:20) 

みおん

 私はソフト・アスペクト過剰ホロスコープの持ち主です。あと、地に惑星が0個です。そして風が7個、火が1個、水に太陽と月が2個です。風のグランドトラインがあります。やっぱりソフト過剰のせいか、ハートは弱いのかな??押しも強くはない。
地が0ってどう見ればいいんですかね?グランドトラインあるけど、特別自分が幸運だとは思いませんね~。占星術は本能的に好きでしたが。
by みおん (2012-12-10 07:27) 

ままみ

みおんさん、コメントをありがとうございます!

ソフトアスペクトが多いと、エレメントが偏りやすいというのはよくありますよね。
風が多いと快活な気質を生みます。
地は物質主義で、安定した生き方を好みますが、ゼロだとしても10天体で一番重要な太陽と月が水ですので、物質運が無いわけではないです。
情も濃くて、実生活を大事にする生き方を目指されるでしょう。

私もソフトアスペクト=幸運、ハード=不幸といった決め方はしていないです。
ただ、人生に起伏が多いかそうでないかの違いなので、こういった人生をどう捉えているか、主観が大きいと思います。


by ままみ (2012-12-11 17:08) 

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