言わずと知れたアントニオ・カルロス・ジョビン(27年リオ生まれ)はブラジル音楽を代表する作曲家、ミュージシャンですが、ボサノバの帝王とも呼ばれています。

50年代後半、ジョアン・ジルベルト、ヴィニシウス・ヂ・モライスと共に、ボサノバという音楽ジャンルを確立した立役者の一人です。

ジョビンは少年の頃から音楽家として生きていきたいという夢を持っていましたが、家族を養う事を考え建築学校へ入学するものの、夢を捨て切れずピアノ演奏者として働いていました。
そんな折、ヴィニシウス・ヂ・モライスとの出会いが運命を大きく変えます。
舞台(のちに「黒いオルフェ」として映画化される)の作曲で大きな注目を浴びるのです。

二人の共作は、ボサノバを知らない人でも絶対どこかで耳にしているはずと思います。
イパネマの娘、想いあふれて、おいしい水、ア・フェリシダーヂ・・・

なお以前ご紹介した「飛行機のサンバ」も、ヴァリグ・ブラジル航空のCMソングとして彼が作曲したものです。

ジャズアーチストからも人気が高く、スタン・ゲッツ、シナトラなどと共演、また彼の曲はボサノバという枠を超えて様々に演奏されカバーされています。

中でも特にままみのお勧めは、「波」「潮流」でしょうか。
極度に洗練されたサウンド、「究極のイージーリスニング音楽」と言われ、これはボサノバを基調にしたフィージョンです。

ジャジーでスゥインギー、うっとりと身をゆだねたくなるような美しい旋律のCDです#59126;#59130;





「潮流」の中から「リメンバー」




ままみにとってこの曲はヤバイです。脳の奥がジンジンするくらい心地よくて繰り返し聴いてしまいます#59128;