気学家相では、家を見ればそこにどんな人が住んでどのような生活傾向なのか分かるといいます#59092;
家は住む人を選び、住む人を自然に変えてしまうのです。

例えばご主人が実権を握っているか、奥様の方がお強いか、家相を見れば分かります。
一般的に西北、北、東北、東は男性に強く働く方位。
ここに欠けや、キッチン、トイレ、浴室などの水回りがあると特に男性に影響します。
東北の場合は跡取りの男性があてにならなかったり、東は長男のやる気の出ない家。
西北は、ご主人の家での居心地が悪く、健康面での心配もあるでしょう。
要するに男性のパワーが弱くなってしまうのです。
逆に水回りも無く張っていたり、立派な和室があって寝室に使うなどであれば、威厳のある亭主関白なご主人を作ります。
東北は張りだしも厳禁ですが、東の適度な張りは発展的で、家を出る時はさらに良い場所へ移り住む時であり、長男も明るく活発で仕事運も良いでしょう。

女性の場合は、東南、南、、西南、西に強く影響されます。
西南は主婦の定位、女性にとって大切な優しさ、家庭という運気に満ちていますが、張りなどで強いとカカア殿下、男勝りにし主導権を握ります。
欠けの場合は居場所がない事を表すので、病気などで主婦としての働きが出来なくなりやすいですし、キッチンなどの水回りも、胃腸にくる病気、また年の割にやたら早く老けこむような主婦になります。
西のキッチンやトイレ、浴室などは金運が逃げていくのはもとより、女性へのダメージがとても大きいのです。
越してきてからだいたい5年位経つと家相の影響が表れ始めますから、最初大人しかった奥さんやお嬢さんが、急に派手になり奔放になって遊び歩くとか、異性でもめ事を起こすといった方位です。

男性の場合は北の浴室が遊びに向かわせます。
浴室は性に関する意識が集約されがちなところですので、北の象意と重なりとても強調されてしまうのです。
しかし15度ずつ分けた家相二十四方位の子の位置に、浴槽や蛇口、排水溝が当たらなければ安全です。
浴室は一番水の気を含む設備ですので、元々北の水の気にはマッチしているのです。
壬、癸の方位にあり清潔に保てば問題はありません。
とはいえ、生まれ年によっては、出来ればここに水場を置かない方が良い人もいます。

南は火の気を持っていますから、水回りは厳禁です。
訴訟事でもめたり、イライラしやすく頭、目の病気を引き起こすでしょう。
東南のキッチンは一般的に吉と言われますが、これも生まれ年によっては健康運、社会運が損なわれる人もいます。なので一概に吉とも言えないのです。
玄関も、日差しが良く当たる東や東南は最高といいますが、お年を召した方がお住まいになるのには向きません。一生現役、死ぬまで仕事を続けなければならなくなると言います。
働き続けたい人にとってはとても良いと言えますが、そろそろご隠居したいと思っても、家がそうさせてくれないという事です。

逆に一般的に凶相といわれる鬼門と裏鬼門の玄関でも、本命卦西四命の生まれの人にとっては吉相の玄関になります。
住む人の生まれ年、干支や九星によって吉凶が変わるのが家相です。
一般的に吉と言われる家相であっても、住む人によって凶であったりする訳です。
どんな人が住んでも、万人に全て吉である家相などはありえません。
鑑定する時は何を優先するか、どのような生活を望んでいるのか、住まわれる方のご意向を理解し、吉凶の匙加減やバランスをよく見ていくのがコツだと思っています。
方位取りと同じで、こうなりたいと思ったらそのような家相の家に住む事によって叶えられる、それが家相を理解し良くする重要な目的なのです#59093;