アーティ・ショウは、30年代から40年代のスウィング時代を彩ったクラリネット奏者です#59126;

演奏したヒット曲は「ビギン・ザ・ビギン」「スターダスト」「ムーングロウ」など・・・
芸術家肌で、音楽には厳しいこだわりがあった彼は、大戦後、商業化した音楽業界に見切りをつけ、実力のピークにも関わらずクラリネットを置いてしまいました。
その後は、文筆活動をしていたそうです。
スウィング時代の白人ビッグバンドのスターといえば、アーティ・ショウと、同じくクラリネット奏者のベニー・グッドマン、トロンボーンのトミー・ドーシーとグレン・ミラーが、ビッグフォーと呼ばれていましたが、ショウの演奏はジャズというより、ポップス的な要素を持っていると思います。
音楽界を引退したショウを、誰より残念がっていたのは、彼の良きライバルでもあった情熱的なベニー・グッドマン。
硬派なジャズのグッドマンに対し、ショウはメロウでロマンチックなジャズ、といった対比が、ままみは面白いと感じています。

ロマンチストであった彼は、音楽だけでなく、映画スターと結婚を繰り返すなど噂の絶えない人でした。
ハリウッド界の美女中の美女、エヴァ・ガードナー、ラナ・ターナとも結婚し、ジュディ・ガーランドには振られ、といった具合です。
結婚の数は諸説あり、良く判らないのですが、繰り返す理由が、「自分はあまりにも真剣だったから」だったそうです。。

フレネシは、本来ラテンぽい曲調なのですが、ショウのバージョンが耳になれたせいか一番ぴったり来ます#59126;





   フレネシ




今年はいろいろあって大変な一年でしたが、残りわずかです。皆様、良い年をお迎えください#59130;