NHK連続テレビ小説「カーネーション」の主人公のモデルでもある小篠綾子さんは、ファッションデザイナーの草分けとして働きながら、世界で羽ばたくコシノヒロコ、コシノジュンコ、コシノミチコ三姉妹を育て上げました。
娘が三人とも揃って世界的なデザイナーになると言うのは、一体どのような運勢傾向を持っておいでなのだろうと、気学の月斜盤で観てみました#59092;

大正2年(1913年)6月15日生まれ
本命星六白金星、月命星一白水星

まず、総合的な子供運、親と子の関係は艮宮で観ます。
ここには、四緑木星が入り、男の子よりも女の子に先天的に恵まれる事を表し、その女の子によって助けを得られ、家庭が良い状態になる事を示します。
暗剣も破れもないことから、綾子さんは、大変恵まれた子供運(特に女の子)を持っていらっしゃいました。

六白(男の子の星)には暗剣と破れが付いていますので、男の子であったら、だいぶ様子は違っていた事でしょう。縁が薄かったり、心配の種になってしまう事もあります。
二黒(女の子の星)には吉星である天道が付いているため、女の子の中には立派な子が育ち、関係も順調で、助けになる事を示しています。
そして、女性との関わりで、福徳をもたらされるという事でもあります。
婦人服のお店が成功されたのは、女性相手の商売である所以と思います。

また、ドラマの中の三姉妹の性格が個性的でしたので、それぞれの定位置で観てみました。
長女運の位置には九紫火星が入り、やはりドラマの中でも、おしゃれでセンスの良い芸術家タイプの女の子として描かれています。
進学に対して親と対立し悩むシーンでは、九紫火星の、一見しっかりものに見えても、芯は脆く揺れやすいといった面が出ていました。

次女運の位置には五黄土星が入っていますが、五黄土星は、負けず嫌いで激しい性格です。
幼い頃から、大人でも手が付けられず猛獣と呼ばれ敬遠されていましたし、お姉さんとはライバル心をメラメラ燃やしていますが、これからの展開では、悔しさをバネに成長していく事でしょう。

三女運の位置には三碧木星が入り、ご飯を良く食べ屈託がなく、いつも楽しそうにしています。
テニスに打ち込むスポーツ好きな活発な性格も三碧らしいですし、ドラマ上での性格設定であっても、三姉妹が、それぞれ九星の性格にピッタリ当てはまっているのは、大変興味深かったです。

また女の子の座所、長女、次女、三女の位置に、生、月、月合、と揃って吉星が入っているところも凄いですし、四緑(長女)、九紫(次女)、七赤(三女)にも傷が無く、特に九紫には生という吉星が付いていますので、コシノジュンコさんの成功はご存知の通りです。

綾子さんは坎宮傾斜で、粘り強く大変な努力家ですが、本命星が入った場所に暗剣、破れが付いていましたので、困難も多く、生きる上で大変なご苦労もされたと思います。
しかし、事業運、独立運の場所に二黒土星で、天道という大吉の星が入り、営業の場所には九紫火星が入っています。
大変働き者であり、コツコツ努力を積み重ねながら、女性相手に信用信頼を得て、商売を繁盛させる事が出来る恵まれた運勢を持っていたのです。
始めは、たった一台のミシンからコシノ洋装店を開業し、店の主となり繁盛させました。
出産でも当日まで仕事を続け、子供が産まれてもミシンが止まることはなかったといいます。
大変な働き者であったエピソードです。
また、ここは晩年運でもありますので、数々の賞も受賞し、安泰で幸せな老後であったでしょう。

小篠綾子さんは、大変恵まれた子供運(女の子運)と事業運をお持ちである事が分かりました。
ドラマももう、2か月切ってしまうなんて早いと思いますが、これからの展開も大変楽しみです#59093;