前回プログレス法について書きましたが、今日はプログレスの月がハウスを移動すると、どのような意識変化が来て、運勢の流れになるか書いていきたいと思います。
プログレスの月はその人の生活状態、心理状態を表しますが、サインだけでなくハウスの意味も是非注目しなければいけない所です。そして地上部分にある月と地下部分にある月では、運気の流れにも大きな違いがあるのです。#59092;
#59037;
p月がASCに来ると
実生活の面で新しい計画が始まります。それは同時に、それまでの目標や生き方の方針が手前の12室で終わっている事を意味します。今まで好きだったものが色あせて見え、興味のなかったものが新鮮で魅力的に見えたり、中には服装や言動まで変わる人もいると思います。まるで古い殻を脱いで新しい自分になった様な気持ちになれるのです。そして新たな自分の生活目標、計画が起こってくるのがこの時期です。
p月が2室に来ると
1室でスタートした新しい計画に似合った物質生活を模索します。それは自分に似合う服探しをするのに似ています。2室は単にお金儲けに走るハウスではありません。その人に合った物質的な生活環境を整えて安心する意味があるのです。
p月が3室に来ると
1室で決まった漠然とした計画や目標を、具体的に発展させる技術や知識を習得するための行動します。そのために新しい勉強や習い事をする人もいるでしょう。
しかし1室から3室までは個人的能力の開発期間なので、大概一人で模索する事が多く、孤独感も募る時期です。3室の終りは谷底のようなICなのです。心の満足や安心感のポイントとしては実は最も居心地の良い場所ではありますが、気持ちを外に向けたい人にとってこのICまでのコースは、だんだんと不安になってくると思います。
p月が4室に来ると
運気は上昇していきます。それまでの個人的な模索は終了し、集団のなかで自分の位置付けをするのです。4室では同意する仲間が出来て、自分の居場所を見つけるので今までの不安感は無くなります。そして集団的な場所に根を下ろし基礎固めをするのです。一番小さい単位は家族ですが、会社などそういった集団に迎えられ、今までの知識や才能をそこを基盤に根付かすという風になります。
p月が5室に来ると
4室での手に入れた基盤を元に、活動に創造的な個性を出したり、色を付けてみたり遊びの部分で工夫を始めます。積極的に楽しみを求める時期です。仕事でも趣味を生かしたい気持ちが高まります。
p月が6室に来ると
もうすぐ地上デビューをするので、対外的に通用するための努力や訓練が始まります。この時期は7室の地上が目前にあるため、地下の自分と比べてしまいどうしても黙々と働く事に対して不満を持ってしまいがちです。それでも我慢して働く事が良い結果に繋がります。4室から6室は人間性や情操の開発期間です。
地下の14年間は目立とうとしても目立たないし、周囲から注目されにくいので、家にいてのんびり趣味にはまりたい人には良い期間です。
p月が7室に来ると
いよいよ地上スタート地点です。、ここから約7、8年位で来るMCまでが、人生の中で最も勢いがあり運気を伸ばす開運期です。この期間は野心的になり、地下のハウスで作り上げてきた能力を対外的にアピールします。狭い集団を表す4室と違うところは、社会に対して心を開くことです。その結果様々な人がチャンスとともにやって来るのです。多くの対人関係が作られる華やかな時期となります。ただし地下の期間での体験や努力が乏しいと、ネタ切れになりあまり飛躍は望めないかも知れません。
p月が8室に来ると
人生上向きだったのが、急におとなしく見えたりします。それは大きな団体に所属したり、関わりを持つ中で、その活動の事に関心が集中してしまうからです。外からは閉鎖的に見えるでしょう。しかし地味に見えるこの時期は、実は最も強力に力を溜めている期間なのです。7室では個人対個人のかかわりが多かったのですが、社会的に強い力を持つためには集団の力を獲得する事も必要だからです。
p月が9室に来ると
8室での拘束に辟易して、そこから逃れたにも関わらず、手に入れた強力な力は失っていません。今度は自由さを求めるため、意識や行動範囲を広げようと思想的な事や海外への関心などが高まってきます。精神性が活発になり、馴染みのある日常よりも抽象的な思考を好んだりします。この7室から9室までは社会的な人格を発達させる期間で、最も運が勢いを増し発展する期間です。しかし次のMCに来るとこの流れは一旦ストップします。
p月が10室に来ると
その人は山登りで頂上に来たという時です。頂上のMCは社会においての到達点を表します。10室から12室まではこれまでのサイクルの統合化を図る期間に入っていきます。10室は社会集団の中に、個人というものが吸収されていくのです。9室で感じていた自由な可能性の広がりは打ち消され、役割や仕事の中に個人も生活も埋没してしまう事になります。しかし、この社会の中では競争が繰り広げられ成果を出す事にエネルギーを使います。
p月が11室に来ると
10室的活動に飽きてきます。これまでの活動での先が見えてきて、自分の望むものはここにはない、と実感をします。限られた職場、限られた役割から逃れようとし、人生の価値観は自分で開拓し実践したいと望みます。結果志を同じくした仲間と理想を語り合ったりグループ活動を始めたりする人もいます。
p月が12室に来ると
10室で作り上げてきた地位や形を壊していきます。これは悪い意味ではなく新しいサイクルに備えるためです。12室にp月がある間、多くの人は精神世界やスピリチュアルな領域に関心を抱いたりします。それは1室から連続して追求してきた、その人の人生のテーマの中から、一番大切な部分を抽出する作業と言えるからです。取り出したら残りは価値のないものとして捨ててしまい、大切な本質の部分だけ次の1室からのスタートに持ち越して引き継ぐのです。
#59037;
ままみは今月p月がASCにやって来ました。これは気持ちを新たに頑張る良いチャンスの時期です。今は新しい目標に向けての計画が始まろうとしていて、これから12のハウスが意味するテーマを、時間をかけ消化して行きます。MCで成果が出るようにと、気長な旅が始まったばかりという感じです#59093;