今年は七赤金星辛卯の年ですが、地震が起こった3月も七赤金星辛卯の月でした。#59092;
年盤と月盤が全く同じだったので、3月はとても強い凶意を含んだ月であったのです。

九星と干支が、年と月ともに同じという組み合わせは、とても珍しくめったにある事ではありません。
重なっているという事は、それだけ良い事も悪い事も強烈に出やすくなります。
吉方位取りやお水取りに行かれた方は良い作用も沢山受け取れるという事ですが、今年は日本全体が大変な苦労をしょってしまう事態になりました。

今年は七赤金星の年で、その本来の定位の兌宮には九紫火星、暗剣殺と破れが付いています。
今更ながらとも思ったのですが、そういった年周りですので、災害に遭われた方だけでなく免れた方も、事業や日常の生活など上手くいかなくなったり途中で妨害が入るなど、日本全体がとても厳しい年回りになっています。
今年は九紫火星だけでなく、万人共通で気を付けなければいけない大変な年であったのです。

管総理も現在、大変な御苦労をしょわれていると思いますが、本命星は九紫火星で、一国の首相の運勢と相まって、今年の日本はより一層低迷してしまう傾向にあるのかも知れません。

そして今年の年盤では、大地の下で起こる大振動、地震を象意とする震宮に、同じく地震、大津波など凶暴な天変地異を表す五黄土星が同会していることにも注目です。
こういった年には地震が多いと聞きます。

象意で観ますと七赤の八卦の形は、下爻が陽、中爻も陽、上爻が陰、というように一番上が窪んでいるという形状から、壺を表す事があります。
壺には水を貯めますので、七赤には水たまり、流れない水を表します。

ニュースでは報道されていない実際の被災地の現状は、まだまだ凄まじいと聞きました。
家の中には押し寄せた泥と一緒に、箪笥の中で魚が死んでいたり、内陸のあちこちに溜まったいつまでも引かない海水に悪戦苦闘しているようです。

七赤は「沢」としますから、山と山の間の水、土と水の境目にある泥を表すのです。
溜まり水、よどんだ水、枯れない水。
街中が泥にまみれてしまうという方に出てしまいました。
吉の意味で使うと陶芸家の人などが、良い泥に巡り合い素晴らしい作品が作れるという風なのですが。。

また沢は一番下の方を指しますので、探しものは埋もれている事が多いのです。
がれきの下には大切な家財道具が埋もれてしまいました。

原発の問題もまさに、溜まり水の問題です。
汚染水を排水できないで、処理に困っているのです。
悲しい事に、さまざまな七赤の象意に一致してしまいました。
九星の自然現象が、とても残念な結果で出てしまったと言えるのです。

今年は3月の他に12月も七赤金星ですので、この月も要注意と言えると思います。

来年の話ですが、六白金星も同じく定位置には暗剣殺と破れが付いているので、やはり凶意の強い年となってしまいます。
九星の中でも七赤と六白に付く暗剣殺が一番怖いといいます。
暗闇の中からいきなり刃物を突きつけられるような災いが暗剣殺ですが、七赤と六白は両方とも刃物を意味しますのでその凶意が強まるのです。
六白の表す大企業、官公庁は、危機に瀕する危険性があります。
また人物では、地位の高い人を表しますので、トップに立つ人、官職にある人、あるいは天皇陛下も表します。
何事も起きない年であることを願ってやみません。
また高いところからの墜落事故、乗り物の事故には充分注意が必要です。

今年と来年は、日本全体が頑張っていかなければならない、みんなが同じように苦労をしょっている、そういう年だと覚悟して思わなければいけないのだと思います。#59093;