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2012年 九星の易卦で観る今年の運勢(後半) [九星]

前回の続きで、易卦による今年の各本命星の運勢を観ていきます[ドコモ提供]


今年の六白金星 中宮に回座

中宮の五黄土星には、易卦がありません。
中宮に相当する易卦がないという事で、良きにつけ悪しきにつけ、八卦の規格に当てはまらないものは、全て中宮の五黄に取り入まれてしまいました。
そのため、中宮は八方塞がりだとか、中央の五黄は、腐敗壊滅、天変地異、悪人、盗賊、暴欲など、忌み嫌う物ばかりを象意としてしまった所もあるのです。

中宮は、土の象の変化、変動の本性を持ち、中央の座所だけが持つ、陰と陽に挟まれた無明と光明の両極を併せ持っています。
そのため、中央は激変の座所です。
全てを支配し、良い事も悪い事も結果が出やすい場所ですが、それほど怖い場所というのではありません。変化が起きやすいという事です。
前年までの震宮同会、巽宮同会を好調に過ごした人は、この年に、一つの頂点に達します。全ての面で登りつめた状態になります。
登りつめれば後は降りる他ありませんから、その意味で大変化の年になるのです。
人は環境に順応し易い生き物ですから、前年まで順調だった人ほど、この年になると様子が変わって戸惑いが出るかも知れません。
しかし、後で考えると決して悪い結果ではない事の方が多いのです。
例えば、仕事上での競争が激しくなり、頑張ろうというやる気が湧いて、良い結果に繋がった、などと言う事が出てきます。
また、努力に努力を重ねたに関わらず、ついにここで力が尽きたとしても、それはそれで悪くありません。
仕事が合わず転職をする人、商売を諦めサラリーマンになる人、逆に脱サラする人などもいるかも知れませんが、決して悪くありません。
いずれにしても中宮に来た時は、ゴールであると同時に次の出発点ですので、きっぱりと方向転換を図り、新しい仕事にチャレンジするのも良いと思います。
こういった、運気の転換期と言う事を心に留め、不相応な無理はせず、行動は慎重に、何事も冷静に判断する事を心がけるようにして下さい。

方向転換の意味は、健康面にも言えて、体力を過信したり、少しくらいの我慢と頑張り過ぎると、たちまち赤信号になるでしょう。
体力的にも変化がありますので気を付けて下さい。


Ken.png今年の七赤金星 乾宮に回座

乾宮は易卦では、陽の爻が3つ重なった、完璧な純陽の天の象です。
天とは、自然の最高の位、最高の権威。
全ての生命の絶対の支配者であり、妥協を知らず、与える事を知って、奪う事を行います。
陽が三本並び、何も遮るものが無いことから、健やか、健康といった象意が生まれました。
妨害が無いので事は思うように運べます。
人生何事も思いのままとなれば、とにかく求めるものを手に入れて、思う存分力を発揮できる時なのです。
しかし、今年は残念な事に暗剣殺と破れが付きますので、全て思うまま、とまではいかず、半分くらいにした方が良さそうです。
この時期の過ごし方とすれば、何事もぐずぐずしない事、とにかく先手先手を打ってすばやく行動し、即断即行を心がける事ですが、十分なリサーチをした上でお願いします。
じっとしている事はありません。活動的な位の高い宮なので、怠けているとつぶれてしまいます。
小さく始める事が震宮なら、大きく始めるのは乾宮です。
乾宮同会の年は、スケールの大きな、身分不相応の大きな事が始めたくなりますが、大きな目的に向かって事を始める、という意味がありますので、それは当然の事なのかも知れません。
今年は、暗剣殺と破れも付くため、実力を伴った場合だけにして下さい。
特に、4年目には苦労、困難を意味する坎宮に同会しますので、しっかりした基礎を持って、十分な基礎固めをした上で、事を起こすようにして下さい。

天は何もかも奪う非情さと同時に、無限に与える優しさも合わせ持っています。
天候による自然の恵みから考えても、それは感じられます。
この年周りには、人の世話をやいたり、施しを心がけると良いのです。
被災地への寄付や、救援物資を送るなどの陰徳、また、身近な人に気前よく振る舞うなどは、まさに乾宮の象意でしょう。

裏卦である地の坤宮には、形はあれど気が無い、従順、という象意がありましたが、乾宮の易卦には、逆に、気があって形が無い、という象意があります。
言動には活気が出てきて、行動力も旺盛になりますが、高慢になりやすい点、忙し過ぎてストレスをためやすい点だけは気を付けましょう。


Da_.png今年の八白土星 兌宮に回座

兌卦は、一陰と二陽から成っていて、陽が一爻不足している形の沢の象です。
一番上が窪んでいる形から、同じ水の象でも、坎宮は流れる水を表すのに対し、兌宮は沢などの溜まり水をさします。
一爻足りないという形から、物事が少し不足した状態を観ます。
この不足の象意から、本命星が遁甲すると体重が減って、少しやせると言います。

兌宮は少女と言う意味もありますが、この一爻の不足からきています。
つまり、まだ女性として充実していないもの、少ない女として考えるからです。
少女は、皆から可愛がられますので、兌宮同会した年には、周りからちやほやされたり、楽しい遊びの機会が多くなります。
若い女性を意味する巽宮同様、悦びを意味します。
四緑はどちらかと言えば精神的な悦び、信用を受け見合い結婚するといったような、調うといった象意を基にした悦びですが、兌宮は、物質的、金銭的な形ある喜びです。
兌宮の表す結婚は恋愛結婚ですが、男女の悦びを形にした最高のものでしょう。この年には、恋愛結婚で結ばれる方も多いと思います。

口の象意もあるのは、美味しいものを味わう口、楽しいおしゃべりをする口から来たものです。
兌宮の悦びは、とにかく度を超えやすいので、食べ過ぎ飲み過ぎ、お金の使いすぎ、といった風に出やすいので、気を引き締めないと、気は緩み生活は贅沢になります。
引退や衰退と言った象意もありますが、この気が緩む事と、また沈みゆく西の太陽から連想された事です。
なので全体的に仕事等は、暇になる含みを持っています。
悪く出ると、恋愛でのトラブルや、気の緩みによるミス、言い過ぎや口論、辛辣な言葉などで相手を傷つけますので注意が必要です。
しかし最も怖いのは健康的なものです。
兌宮は刃物にも関連しますから、体にメスが入る手術など注意が必要です。

悦び事は素直に享受して良いのですが、あまり度を越してはしゃぎ過ぎない事が重要です。金銭面の計画もしっかり立てて下さい。


Gon.png今年の九紫火星 艮宮に回座

艮卦は、二陰の上に一陽が乗って、二陰の大地の上に陽が止まった形を表している山の象です。
ここから艮宮には、いったん止まると言った象意が与えられています。
仕事が一時停止したり、好調の波に乗っていたのが止まったり、一つのターニングポイントになるようです。

艮宮は五行の土性に属しますが、同じ土でも坤宮は大地で、艮宮は二陰の上に一陽が乗っている姿から、大地の盛り上がったもの、つまり山を表します。
山は、連山、連峰など連なるイメージがありますので、そこから兄弟や親せきと言った人間関係の意味も出てきます。今年は付き合いが活発になるでしょう。
小さな土粒が積み重なってできる山と言う象意から、貯蓄という意味も出てきました。
土性には、いずれも欲望の象意がありますから、貯蓄と合わせれば強烈な強欲を意味します。
この年は、欲に駆られけちけちし易いので、人間関係にヒビがはいらないように気を付けて下さい。

また山は、寒風をまともに受け、その場に立ち尽くしています。その強い姿から、防ぐ、頑固という意味もあります。
しかし、風が全く通らなければ物事は腐敗します。風も時には通し、頑固な姿勢もほどほどにし、この宮の良さを発揮できるようにしましょう。
二陰は人を表し、一陽が屋根を表し、人が留まる場所と言う事で、家屋の象が出てきます。
不動産運もありますが、山は高いので、マンションなど高い所に縁があると観ます。

艮宮は真夜中から、しらじら明ける暁へと、最も変化の激しい座所です。
山の天気は、晴れたり吹雪いたり、嵐がやんでまた晴れたり、変わりやすいです。
艮宮では、良くも悪くもいろいろな事に変化に遭遇します。
良い変化になるかどうかは、その人本来の運気や、これまでの年をどう過ごしたかによるでしょう。
概ね、順調だった人ほど低迷し、不遇だった人ほど思わぬチャンスに恵まれると言います。
見通しのないまま急伸することは危険で、仕事等、少しでも不安材料がある場合は、見送った方が無難です。
万一、急進した場合でも、いずれもとの状態に戻ると言います。
この年は慣れた事をやったり、これまでも挑戦してきたことなどをする方が破たんがありません。
この年は無理な変化は求めない事です。



以上になります。
各宮の盛衰は、中宮を運気の頂点、坎宮を底として、まるで季節のように回ってくるものですが、冬のような厳しい季節でも気落ちしているだけではなく、この間出来る事、コツコツと努力し勉強を重ねるなどをし、活動するのにふさわしい時期に備えれば、無為に過ごすことはありません。
盛運が巡ってきた時に成功するための準備として、うまく運気の流れを掴み、その年その年を充実して過ごして頂きたいと思います[ドコモポイント]

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きゅきゅ

八白土星です。
なんとなく楽しい1年になるかな?
身体は気をつけないとだめですね。

今年もブログ楽しみにしています。
よろしくお願いします。
by きゅきゅ (2012-01-08 20:51) 

ままみ

きゅきゅさん、ありがとうございます!

今年の八白土星さんは、趣味的にも豊かになり、楽しい一年になると思います。
来年から運気は、少しずつ冬に近づいていきますので、今年は実りの秋を充分楽しんで下さいね!
新しい事にチャレンジされている姿、きゅきゅさんのブログから元気をもらっています。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。

by ままみ (2012-01-09 10:50) 

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