早いもので、今年も残りひと月を切りました。
来年の祐気取り計画をされている方もいると思いますので、ご参考までに・・・

一白水星 西(六白)
二黒土星 東北(七赤)、南(八白)
三碧木星 西南(一白)
四緑木星 西南(一白)
五黄土星 東北(七赤)、東(二黒)、南(八白)、西(六白)
六白金星 東北(七赤)、南(八白)、西南(一白)
七赤金星 東(二黒)、南(八白)、西(六白)
八白土星 東北(七赤)、東(二黒)、西(六白)
九紫火星 東(二黒)

吉方位として使う場合は、各人の月命殺、月命的殺も除いて下さい。
なお万人共通の凶方位は東南(暗剣殺)、西北(五黄殺)、北(歳破)になります。

こうして見ると、一方位しか吉方が取れない星があるのに対し、五黄は4つも取れるなど、あまり平等ではないと思われるかも知れません。
実際そうなのです。
九星のうち、土星は3つ(二黒、五黄、八白)、金星は2つ(六白、七赤)、木星は2つ(三碧、四緑)、そして水星と火星が1つずつ(一白、九紫)です。
木火土金水、隣り合った星、自分と同じ属性の星と相生するため、もともと数が多い土星と金星は助け合える仲間がとても多くなるのです。
一方、木星に属する星は、金剋木、木剋土、と相剋の星が多いと言う事ですから凶方位が増える上に、隣り合う水星と火星は1つずつしかないため、吉方位が少なくなってしまうと言う風になります。
土星、金星、水星、火星が相星4つ、剋星3つ(五黄土星に至っては5つの相星を持つ)なのに比べ、木星は相星3つ、剋星4つです。
この不公平な数によって、月命殺、的殺が重なった場合、年盤で観る吉方位が1つも無くなってしまう方もいます。

もともと三碧木星、四緑木星は、方位では東~東南、早朝の清々し太陽が勢いよく登り始め、地表を温め始める厳しさのない春の季節を表す星であるため、恵まれた運勢にある人が多く、人生の中でも苦労困難が少ないと言われます。
月斜盤でも木星が入っている宮は運が良いという風に読みます。
一方、五黄土星は中央に座しているだけに、全ての星の影響を引き受け、運勢が極端、上がる時の勢いも凄ければ下がる時も早い、良い時と悪い時の差が激しいのです。
何気なく向かった方位が吉方位である確率の高い五黄土星ですが、逆に本命殺と五黄殺が、本命的殺と暗剣殺が重なっていて、凶方位を取ってしまった時のダメージは倍にもなり、とても大きい訳です。
これを考えるとあまり不平等とも言えないですね。
上手く出来ていると思います。

来年は午年ですので、火局三合を使うと地位名誉運が上がります。
地支の気が強い午方位(南)が取れる人は花マル三重マル、三合の寅方位(東北)、支合の未方位(西南)に吉方位取りができる人は、花マルです。
大きな徳がもらえるでしょう。
また寅月(2月)、未月(7月)、戌月(10月)の祐気取りも良いです。
来年、二黒土星さん、五黄土星さん、六白金星さんは、東北と南、両方に吉方位がありますので、とても良いですね。
三碧木星さん、四緑木星さんも西南が、七赤金星も南が吉方位、地支の力を借りる事が出来ますので、効果的な吉方位取りを実践できると思います。


来年は甲午、四緑木星の年、天、人、地、全てが最盛期や上り調子を示す明るい象意です。
五黄土星の激しい変化の、壊乱、損滅の支配からうって変って、世の中全体に穏やかなムードが漂い、これまで冷え込んでいた各業界の繁栄が見込めるかも知れません。
整理の付かなかった問題も、一時棚上げか、制度が整うなどで解決に向かいやすいでしょう。
また若い女性が何かとクローズアップする年でもあり、各方面での活躍があるでしょう。

甲は十干の始まり、すくすく伸びる大樹を表し、屈託のない素直な天の気のスタートです。
午は真南で、年の後半からは盛りのピークも過ぎていきますが、木生火、まだまた勢いは止まらす、全体的に活発なムードが漂うでしょう。
民衆の二黒は震宮へ、日の目を見て見通しが明るくなりそうです。
株の九紫は破れが付いて坎宮へ、一時冷え込む予想。
アベノミクス効果のピークは過ぎるかな?
金融の七赤も艮宮へ、政策的にも変化がありそう。
三碧の業種、電気、放送、通信、マスコミなどは暗剣殺が付くので、悪い評判、見込み違いのアクシデントがありそう。東電は大丈夫でしょうか。

来年は、何事も縁を大切にし、さわやかに社交性を発揮して下さい。
人との関係は春風の様な穏やかさを心がけ、素直な気持ちで争わない事。
悪評判はたちまち広がりやすいので、信頼を第一にする事。
どんな環境にも馴染む努力をする事、遠方の旅行なども吉です。
心のあり方としては、開放的、楽天的な心持ちが吉運を呼びます。
何事も執着起こさずさっぱりと、隠し事をしない明るいオープンな気持ちで過ごす事を心がけて下さい。
また、軽はずみや短気を起こしやすいので禁物、一本目標を持って努力する事を続ければ、大きな飛躍も可能な年になるでしょう。