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天体は成長する [年齢域]

生まれ持った出生図の10天体には、それぞれの決まっている年代になると発達し、深い影響をあたえる発達年齢域というのがあります。

生まれた時は、まだ弱く使いこなせない星の力を、一定の時期がくれば目覚めて、力を発揮する事ができるというものです。

月、水星、金星、太陽、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星という、日常的で軽いテーマを表す星から、深い意味を持つ重い天体の順で、人間の一生によりそうように、星が発達してくるのです。

生まれたばかりの赤ちゃんは、月の、感情の快、不快などの基礎的パターン、家族の模倣が刷り込まれ、その都度、無意識に再現されます。

学童期になると、学校や友達との雑多なかかわりの中で、水星の適応力、機敏さや知恵を発達させます。

思春期、青年期になると、金星の、その人の楽しみ方や感受性のスタイルが形作られます。情感が豊かになり、芸術や、恋愛に熱中するのもこの年代です。

学校も卒業し、仕事をし始めると、今度は自分で人生の意義を見出さなくてはなりません。これが太陽の年齢域で、能動的に人生の目的を発見しようとします。

太陽の年齢域で発見した自分の目的を、いかに対外的にアピールするかが、火星の発達の課題点です。働き盛りでは、社会的な能力は大いに関係し、全体を否定して、個人の能力を高める意識に繋がっています。

火星の年齢域で、個人の欲望を社会的に果たす事を発揮した後で、壮年期の木星の年齢域では、人に対して寛容になっていきます。自分や人を、ありのまま許せるようになり、見知らぬ人にも気軽に話しかけてしまうようなおじさん、おばさんになるのです。 

定年退職した頃になると新たな仕事はなく、土星の年齢域に未来はありません。今まで積み重ねてきたものを、崩すことなく平均性を作り出し、特定の生活スタイルが続けられるよう、持続力と安定感を発達させるのです。

土星以降、天王星、海王星、冥王星では順番に、亡くなるまでの区分となります。

これらの10天体を全部使いこなしている人は、皆無に近いといわれます。金星がソフトアスペクトで使いやすいと、いつまでも金星の部分に頼って時間稼ぎをし、アスペクトのない太陽は影に隠れてなかなか発達できないでいる、というようにです。人によって得意な天体と、不得意な天体があり、発達の度合いは異なるのです。

ただし、不得意な天体に冥王星などが重なってきた時は、大きな異変が起こり、自らの力で制御できなくなります。その天体に慣れていないので、コントロールしづらいのです。

その年齢、時期になったら、意識して天体の意味を理解し、使いこなせるようになりたいものです。イメージとしてはでこぼこだらけの人格を、丸く円満にする感じでしょうか。。

星を使いこなすなんて、難しそうと思われるかも知れませんが、意識一つでそれは可能だと思います。トランジットの星と、出生図の星を見比べて、チャンスをとらえれば、星の力を味方に付けたも当然なのです!

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タグ:年齢域
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