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マンデン占星術で観る日本という国 [ホロスコープ]

スターゲイザーには、東京星図、日本帝国、憲法公布の図がデーターの中に入っておりますが、戦前の強気だった日本、そして敗戦後、現在に至るまでの日本という国がどういう資質を持って生まれたのか掴むのにとても役に立つと思います[ドコモ提供]

個人の出生ホロスコープは母体から子供が生まれ出た瞬間の日時ですが、これは国にも言えて、日本のように歴史が長くいつから国が起こったのか不明な場合は、新しい憲法が発布された日を誕生の日にします。(時間が不明な場合は正午)
個人以外のこういった、企業や各国の情勢、異常気象や天変地異などを占う社会占星術をマンデン占星術と呼びますが、こういった始原図のほかにも春分図や新月図には、その国に起こる重要な出来事や運気が隠されている事があります。
始原図にはその国の特性、資質、対外的に打ち出す姿勢の様なものが表れるようです。
戦前と戦後の日本は大きく変わりましたが、それはチャートにも表れています。

戦前の日本は、大日本帝国憲法が公布された1889年2月11日で観ます。
まず目立つのは1室に冥王星と海王星の合です。
そもそも太陽系の一番外側の天体が合になることなど極めて珍しく、500年に一回という大変希有なアスペクトなのです。この組み合わせはとても深いトランス状態、霊的な作用を表します。何か神がかり的な、現実感覚からかけ離れた精神性を国民が持っていた、といった事に他なりません。
日本は神に守られし国であり神風を吹かせたり、天皇は神代の世界から参った神の子孫であるとか本気で信じているといったような配置です。

そして太陽、月、天王星はグランドトリン。2室月、6室天王星、10室太陽という非常に発展的で楽観的な配置ですが、マンデンでは6室は国防という意味での軍隊を表すのです。
これは国家と国民が一団となって、近代化された軍事政権の国家を目指していたという事を表しています。
明治維新からあまり年数がたたないうちに外国の列強と肩を並べ、日清戦争を起こしてしまったのもこの大いなる野望を持ったトラインがあってこそなのです。
また2室月は8室木星とオポで、それに対して11室火星がTスクエア。やり過ぎ行き過ぎ、怖いもの無しで限度を知らず、積極的に自国の富を追い求めていくような配置です。

こうした抜群の力を持ち発展力のあった大日本帝国もその太陽に土星が180度の配置を持っていましたが、実はここがウィークポイントになっていました。
4室の土星は国土を表し災害などにより土台が根こそぎ崩される危険性を秘めていました。
このウィークポイントとも言える土星にトランシット冥王星が重なった時、敗戦と原爆投下が起きていたのです。生命力とも言える太陽とも180度で、これは今までの日本のあり方を根底から覆されるものでした。
一旦このように壊滅してから新しく日本と言う国が再生したのも、この冥王星の作用に他ならないのです。

また第二次世界大戦の時の首相、東条英機のネイタル冥王星がトランシットの天王星、土星と合、大日本帝国図でのプログレス天王星とオポで一直線に並んでいたとあって、このように一国の首相が持っている天体の配置も加担すると、かなりの爆発力になってしまうのです。

現在の日本は、日本国憲法、通称平和憲法が公布された1946年11月3日で観ます。
特徴は国民を表す1室に月があり、非常に受動的で、国民が女性的な考え方、感情的で受身であるという事。国民の代表者としても女性の声が幅を利かせ、消費動向にしても女性がカギを握っています。
また甘えの構造が社会の基本部分にあって、感情の絆を大切にする日本人は、ビジネスの面でも一緒に飲み交わし絆を作ってから契約をする等、接待の習慣にもそれが表れていると思います。

しかしこの月は、7室の土星と合した冥王星と180度関係です。
冥王星は7室から強制的な圧力を月に与えるので、日本国民は常に対外的には弱気な姿勢を取らざる得ないのです。
これは過去に日本が受けた傷に起因しています。外交政策にしても強く打ち出すことができず、おどおどしている印象があり、何もしていなくても一方的に謝ってしまうような弱気な月です。
月はとても人懐っこいのに、冥王星と土星の圧力によって何か押さえつけられた気分で、結果黙々と仕事をし真面目で勤勉になるといった風な印象です。
この180度関係は恐怖とも言えるトラウマも表し、実は原爆、敗戦といった過去日本人が経験した傷そのものなのです。これは消せないし、これからも消してはいけないものとして日本人の心に刻まれていくものだと思います。

また月は5室天王星と120度。水瓶座の月なのでなおさら天王星の意味が強くなります。
月(民間)で発達した、機械工業、ハイテク機械等の物作りが、未来に先駆ける先進国として発達してきました。
日本は科学技術がとても躍進しています。
8室を諸外国との経済のやり取りという面で見ると海王星があり、日本の経済は原油を買い取り石油に頼って様々な興業を起こしているので、これも意味が一致しています。

蠍座太陽は木星と合して9室。太陽は権力者、支配者、王を意味しますが、首相、政治家など10室で観るのに対し9室ですので、宗教的な意味合いとして権力者が位置付けられているのです。
これはやはり天皇を意味していて木星もあり保護はされてはいますが、7室の土星冥王星からはスクエアですのでGHQから権力を剥奪され、機能としては日本の象徴として位置付けられました。

政府、政策の10室には動きの速い火星、金星、水星があります。明るいエネルギーに満ちてはいるものの、少々世俗的で時流に流されやすく確固たる信念が希薄になりがちかもしれません。
政権もころころ変わるし、民間の意志も他国と比べ反映されやすいものの、歴史の古い国にしては国政の威厳と言う面では多少物足りない感じがします。
しかしこの水星金星はオーブを広く取れば土星、冥王星とトラインです。いうなれば粘り強さと不屈の精神を秘めているという事になります。何度か挫折を繰り返しても、粘り強い努力によって必ず蘇る事ができるという配置です。

このように強気の戦前の日本と、弱気な日本という図がチャートにも出ているのですが、これは次の大幅な憲法改定の時まで引き継がれるのです。
トランシット、プログレスなどで観ていけばこの国の未来予測も可能な事なのかも知れません[ドコモポイント]


新橋ガード下②.JPG



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うつマモル

占いも星座も良くわからないのですが、一日も早く復興して欲しいですね。見込みは如何ですか?アレレ!一番乗りですか。私では役不足ですが宜しくお願い致します。(^-^)
by うつマモル (2011-03-29 21:22) 

ままみ

うつマモルさん、はじめまして!
現在は津波の被害もさることながら、原発が心配ですね。
早く落ち着いてみんなが安全に暮らせるようにして欲しいです。
今回は破壊再生を意味する冥王星が、12室という総決算的なハウスでエネルギーを解き放ったので、日本と言う国を大きく揺さぶり変換を迫っている、という印象を持っています。
これは日本国憲法図で、国民生活を表す6室のプログレス月と12室プログレス水星が180度の上に、地震発生時トランシットの冥王星が重なっていた事からも言えると思います。

今まで地震大国でありながら、原発に頼っていた日本は過渡期に来ているようです。
ラジウム、ウランを表す天王星は、魚座から牡羊座へ移動し、クリーンな新規のエネルギーを開発しろと迫っていますし、今までの様にはもういかなくなるのです。
日本がエネルギー問題に対して、大きく立て直しをしなければい時期が来たという事です。
非常に甚大な犠牲を払って。。。

まだまだ道のりは長いしこれから先も苦労は続くのかも知れません。
6、7年先まで冥王星は天王星とスクエアを組みながら移動していくからです。
国の豊かさを表す2室を通過しながらですので、景気は望めないし国民にも負担がかかる事でしょう。
しかしその間海王星は魚座で本領を発揮するので、物質よりも精神性を大切にし、他者への慈愛の心、お互い助け合いながら理想へと近付くためにと頑張れるでしょう。
蠍座の太陽にも良い角度で、夢を現実に変える力を持たせてくれます。
国民はヘトヘトになりながらも、夢や希望は忘れず復興と再生の道を歩んでいけるものと思っています。

by ままみ (2011-03-29 23:44) 

比翼 絲

こういう視点で見るのも面白いとは思うのですが、よく読んでるとこれは鑑定者の歴史観がそのまま現れそうで危険だと感じました。
下手するとこれは大論争になってしまうかも…。-ー;
まず、どうしても言いたいのは
>日本が第二次世界大戦に突入したきっかけは東条英機が独裁政権を確立し、戦争へと強硬突入した事にありますが
という文章ですが、東条は独裁政権を作ってないし、彼自身も独裁者ではありませんでした。
彼が首相に就任した時には、もうどうにもならない状態だったということ、です。
日清戦争も領土拡大が目的ではなかったですよ。
この辺りの歴史は生半可な知識で解釈しちゃうといろんな方面から痛い目に合いそうで心配ですよ。
by 比翼 絲 (2011-03-30 07:48) 

ままみ

絲さん、ご指摘ありがとうございます。
問題の個所は訂正しました。ウィキなどで調べると間違っていたことが分かりました。
東条英機は大戦中首相であったため、その当時の指揮の取り方が独裁的であるという見方をされただけだったみたいですね。
昭和天皇に戦争に突入してしまった事を泣いて詫びたといいます。
愚直なまでに生真面目であるがゆえの悲劇の人だったのでしょうね。
やはり様々な考え方を持っている方がいるので偏った書き方はしない方が無難ですね。
こういった事は良く調べないと、ご親族の方にも申し訳ないと思いました。

by ままみ (2011-03-30 09:37) 

リマーナすず

ままみさん、こんにちは!
大変、参考になりました。
帝国憲法図はまだ生きている、と感じています。
日本の表層的な部分は平和憲法図でままみさんのおっしゃるように
弱気な印象、深層的な部分は帝国憲法図で強気な印象ですね。
地震や災害は大昔から存在するので、
より古い帝国憲法図の方を読むのだと教わったことがあります。
大きな変換期に私たちは来ています。
DNAの中に眠っている私たちの先祖の強い力を
信じて立ち向かっていけるのだと信じます。

by リマーナすず (2011-03-30 09:57) 

ままみ

すずさん、ありがとうございます!
おっしゃるように、日本人が弱気な部分は表層面だけですね。
深層部分の日本人は帝国憲法図にあるように、発展的で自らを恥じない精神性の高さを持ち続けていると思います。
地震発生時を観ると、帝国憲法図の月、木星、火星のT字スクエアにt天王星とp火星が重なり、オーブを広く取ればt冥王星も重なっていたので、やはりまだ生きているという事を実感しました。
気付きをありがとうございます。

奇しくも帝国憲法図も、平和憲法図もどちらにも挫折の配置が出ていますよね。
親と子の関係と言われるだけあって、重ねるとやはり共通点が見受けられます。
しかし変化のないところからは進展や革新は生まれないので、これからも私たちは苦難を乗り越えながらもますます発展していけるのではないかと思っています。


by ままみ (2011-03-30 11:06) 

きゅきゅ

こういう見方面白いですね。
戦前の日本は水瓶座、戦後の日本は蠍座なんですね。

何か困難が起きると、日本は粘り強くて頑張り屋さんだなという印象が強いです。

ただ、今というかこれからの日本は、
強いリーダーが必要だともいます。
天秤座の菅さんじゃむりだろうし・・・

未来の予測でそういう人物が現れるのがわかるのかな?
また、機会があれば未来予測もしてみてくださいませ。
by きゅきゅ (2011-03-30 12:21) 

ままみ

きゅきゅさん、ありがとうございます!
戦前はボーダーラインを越えてどこまでも行ってしまうような水瓶座。
戦後は動く事を好まず変化を嫌う蠍座です。
太陽はその国の権力者を表しますので、まさにこれまでの我が国のリーダーを表しているのかも知れません。
しかも政府を表す10室には蠍座の終りの方の度数の火星があり、閉鎖的で過去の伝統や習慣を維持しつつ権力にしがみついているような感じです。
この火星は月とスクエアですので、国民からは大いに嫌われるような状態にあります。

しかし10室には射手座の水星金星もあり、こちらは自由で見通しも良くフェアな感じがします。
金星は女性議員、水星は知識人や年若い議員さんですので、そういった方がこれからは沢山活躍してくれるのではないでしょうか。
初期度数ですし空想論に走る傾向は否めないですが、不透明な蠍座の火星に思い切り反発しますので、新しい政治には希望が持てるような気がします。
しかもこの射手座水星金星は、月が180度で恐れている土星冥王星とトラインですので、海外との交渉にも粘り強さを発揮し臆する事がないと思います。
リーダーシップとしては少し軽い印象ですが、この金星水星に値する指導者が現われたら、不屈の根性を発揮し頑張ってくれるのではないかと思っています。

by ままみ (2011-03-30 16:25) 

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