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ポール・ホワイトマン メルティングポット [音楽]

娯楽的なレビュー映画として、当時先進的な異色を放った1930年の映画「キング・オブ・ジャズ」。
以前もご紹介したポール・ホワイトマン(1890~1967)ですが、アメリカ音楽とは何かという問いを、テーマとしていた様です。
ホワイトマンは、G・ガーシュウィンの伝記映画1945年の「アメリカ交響楽」に本人として出演していたので見られ方はご存じと思いますが、2メートルの身長に140キロの体格を持つ大変印象深い人物。
ガーシュウィンにとっても、クラッシックとジャズを融合させたアメリカ音楽の象徴でもある「ラプソディ・イン・ブルー」の創作を依頼するなど、切っても切り離せない人物です。

ホワイトマンは指揮者の息子として生まれ、ヴァイオリンとヴィオラの専門教育を受けたクラシック畑の演奏者でしたが、当時、人気が急上昇していたデキシーランドジャズに魅入られ、ダンスバンドのリーダーとして1920年大きく方向転換。
全盛期のアメリカでの人気は大変なものだった様で、「キング・オブ・ジャズ」と自称するようになります。

今見ると大変色あせしていますが、これまでの無声映画からトーキー映画が成功した1927年から3年ほどしか経っていない事を考えると、テクニカラーで特撮もあると言う画期的な映画だったようです。
ちなみに日本でも翌年公開されたとの事です。


主な演目

「花嫁のヴェール」Bridal Veil
「モントレーにて」It Happened in Montrey
「公園のベンチ」Bench in the Park
「憂鬱狂想曲」Rhapsody in Blues
「つづれのロミオ」Ragamuffin Romeo
「ハッピー・フィート」Happy Feet
「黎明の歌」Song of the Daw
「メルティング・ポット」Melting Pot
など・・・



花嫁のベール


女優さん達が神秘的で美し過ぎる!!


ハッピーフィート


チャーミングな二人組は、古過ぎてG姉妹としか情報を得られませんでした。


メルティングポット


多民族国家アメリカを象徴する言葉として有名な、人種のるつぼ。
それぞれの音楽文化が互いに作用し、どのような化学変化を起こすのか、それがアメリカ独特の音楽文化を形成していくものとホワイトマンは考えていたのかも知れません。



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