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I've Got You Under My Skin ~あなたはしっかり私のもの~ [音楽]

昭和のテレビ創成期からの大物であった大橋巨泉さんは、音楽、とりわけスタンダードジャズにも精通し、気のきいた邦題をつけて日本に紹介するなど、大きな功績のあった方でした。
コール・ポーターの名曲、I've Got You Under My Skinに「あなたはしっかり私のもの」という邦題をつけたのも巨泉さんです。
その他にも「優しい伴侶を」Someone to Watch over Me(ガーシュウィン)
「君にこそ心ときめく」I Get A Kick out of You(コール・ポーター)など、
昔は邦題が付けられることが多く、そのおかげで、日本人にも曲のイメージが掴みやすくなったりもしたのです。

TVでは「なんつったって」「ウッシッシ」、などの言葉が有名で、巨泉さんをまねする際のフレーズとなりましたし、11PM、ゲバゲバ90分!、クイズダービーなど司会者として長年活躍し、昭和のお茶の間を楽しませてくれました。
ウィキペディアを見ても、タレント、放送作家、エッセイ スト、評論家、馬主、政治家、実業家とあって、今さらながらいくつもの顔を持った幅広い活動には驚かされます。
そこでチャートを一見しましたが、牡羊座1度の太陽、火星の合があり、創成期からのテレビ界を牽引してパイオニア的存在となられたのはまさに、という他はありません。
大物としての上から目線キャラは、冥王星を挟んだ天王星、木星のT字アスペクトからでしょうか。
豊富な知識を持ち、マルチな活動をされてきたのは、月、木星、金星土星合の風のグランドトラインによると思います。
金星と土星がくっ付いているので、仕事にする事もできるし品格がある訳です。
人生を前向きに謳歌し、好きな事を仕事にしている趣味人的なイメージがあるので、グランドトラインは1室5室9室に配置されているかも知れません。

さて、「I've Got You Under My Skin」ですが、ジャズ好きな方なら知らない方はいない位の有名なナンバー、現在も親しまれている、素晴らしいスタンダードの数々を残してくれたコール・ポーターが、1936年MGMのミュージカル、「踊るアメリカ艦隊」(Born to Dance)のために生み出しました。
ちなみに「Easy to Love」も同映画で作られた名曲です。

「I've Got You Under My Skin」、直訳すれば「あなたが私の肌の下にいる」、私の中にしっかりと入りこんでしまって、私の一部になっているほどあなたに夢中、叶わない恋に対する切ない歌なのですが、この曲をカバーし有名にしたフランク・シナトラは、男性的に堂々と歌い上げているので、本来の切なさ、葛藤があまりピンときません。
邦題の「あなたはしっかり私のもの」の方が、情熱的にあなたをモノにしたいと言った印象で、ぴったりくるような気がします。
訳は違っていますが、そこも巨泉さんの計算であれば、流石!と膝を打ちたくなるような発見でした・笑
様々な分野で偉業を成し遂げた巨泉さん、本当にお疲れ様でした。
ご冥福をお祈りいたします。








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